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こんな症状ありませんか?便秘

薬剤師
女性の健康マイスター
梶本 英梨子

あなたの便秘はどのタイプ?

一般的な便秘の原因は大きく分けて3つあります。各項目を読んで、多く当てはまるものが自分の便秘のタイプだと考えましょう。

直腸性便秘

食生活の影響や、便意をガマンしてしまう習慣などによって、直腸が便意を感じにくくなってしまうことが原因です。

朝食を抜くことが多い  食べる量が少ない   食生活が偏っている   朝など忙しい時は便意があってもガマンしてしまう  カチカチの硬い便が出る  体臭が気になることがある

弛緩性便秘

運動不足や加齢、出産などで腹筋がゆるみ、腹圧がかけにくいために便を押し出す力が弱まっていることが原因。大腸内に便が長くとどまることで水分が腸に吸収されてしまい、便が硬くなって余計に出にくくなるのが特徴です。

運動不足あるいは出産後 便意を感じにくい 残便感がある 頭痛、肩こり、冷えがある コロコロした硬い便が出るお腹がはり、食欲も低下

痙攣性便秘

ストレスや睡眠不足で自律神経のバランスが乱れ、腸が刺激を受けたり腸のぜん動運動が鈍くなり痙攣を起こしてしまうことが原因です。腸が動きすぎてしまうと下痢になるので、便秘だけでなく時には下痢に悩まされることも。

ウサギの糞のようなコロコロした便 便秘と下痢をくり返す 便意があってもスムーズに排便できない 食後に強い腹痛がある 便の量が少ない

便秘を解消してスッキリ!な毎日へ

水溶性食物繊維 非水溶性食物繊維
水分保持能力が強く、便をドロドロと粘りのある状態にします。 痙攣性便秘のかたへオススメです。
りんご、みかん、いも、海藻
便の体積が増え、腸が刺激され腸の活動が活発になります。 直腸性便秘、弛緩性便秘の方へオススメです。
ごぼう、小麦ふすま、穀類

直腸性便秘の場合

非水溶性食物繊維を摂る

食物繊維は腸の中で膨らんで便の量を増やすので、スムーズな排便を促してくれる効果が。非水溶性食物繊維が多い食材を積極的にメニューに取り入れましょう。

お通じの習慣をつけるようにする

便意を感じた時にガマンしてしまうとリズムが狂うことに。行きたい時にすぐにトイレに行く習慣をつけましょう。便意がなくても決まった時間にトイレの便座に座ってみることもリズムを作るきっかけになります。

水分をたっぷり摂る

水分が不足すると便が固くなり、スムーズな排便の妨げになります。1日あたり約2リットルは水分を摂るように心がけましょう。腸の運動を促すために、朝起きたらすぐにコップ1杯の冷たい水を飲むのもおすすめです。

腸内環境を整える食品を摂る

便秘環境を改善するには、腸内の善玉菌を増やしておきたいもの。ヨーグルトや納豆などの発酵食品は善玉菌を増やす乳酸菌が豊富です。また乳酸菌が好むオリゴ糖を摂ることも腸内環境を整えるカギに。

弛緩性便秘の場合

適度な運動で腹筋をつける

腹筋をはじめとする筋力の低下で腸の動きが鈍くなっているので、運動で大腸を活性化させましょう。例えばお腹に空気をいっぱい取り込んでからゆっくりと吐き出す腹式呼吸は、それだけで腸へ刺激を与え腹筋をつけるサポートに。ベッドで手軽にできる体操を毎日の日課に加えるのもおすすめです。また直腸性の便秘と同様、食物繊維や腸内環境を整える食品を摂るようにしましょう。

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うつぶせになって手を顔の下に置き、ヒザを伸ばしたまま水泳のバタ足のように足を大きく上下させます。10回が目安。

2

バタ足の時と同じ姿勢で、左右のヒザを交互に曲げてトントンと軽くおしりを叩きます。20回が目安。

痙攣性便秘の場合

市販薬を上手に使う

痙攣性の場合は腸が動きすぎているため、強い便秘薬は避けてください。食物繊維も刺激となるので摂りすぎは腹痛 の元に。自然に近いお通じを促す便秘薬や、腸内環境を良くする整腸薬で腸の乱れを整えましょう。日常生活は自律神経のバランスを崩さないようストレスや過労、睡眠不足のないリラックスした状態を心がけることも大切です。

こんなことが原因になっている便秘もあります

便秘対策はいろいろ試してみたけどなかなか改善しない...。そんな時は別の原因が潜んでいる場合もあるので、思い当たることがあれば医師に相談してください。

病気によるもの

大腸がん

がんが進行すると大腸が狭くなり、排便しにくくなったり便が細くなり、血便が出る場合も。

腸閉塞症

腫瘍や腸のねじれ、動きの障害によって腸管が詰まりを起こし内容物が運ばれない状態。便秘の他に腹痛、お腹の張り、嘔吐などの症状が。

過敏性腸症候群

精神的なストレスが原因で腸のせん動運動がスムーズに機能しなくなり、腹痛を伴う便秘や下痢をくり返す。

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薬の影響

薬の中には副作用として便秘になるものが意外と多くあります。処方薬で常にその薬を飲んでいる場合は慢性的な便秘にもつながる可能性がありますが、勝手に薬を止めたりせず医師と相談してください。

便秘を起こしやすい薬

鎮咳薬(咳止め) 抗ヒスタミン薬 抗うつ薬 鉄剤 なと

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