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子どもの感染症 予防

薬剤師 女性の健康マイスター 土井亜希子

そのお悩み、私がお答えします! / 薬剤師 女性の健康マイスター 徳永 美佳

お母さんのお腹の中で守られてきた赤ちゃんは、多くの感染症に対してまだ免疫を持っていない状態。さまざまな病気にかかりながら免疫力をつけ、成長していきます。赤ちゃんや幼児には、快適なホームケアと予防接種で早い回復をサポートしてあげましょう。

子どもはなぜ病気になりやすい?

赤ちゃんはお腹の中にいる間は胎盤から、誕生後は母乳から免疫をもらっています。そのため生後6ヵ月ぐらいまでは病気にかかりにくいのですが、それ以降は免疫の効力が薄れてくるため、風邪などの感染症にかかりやすくなります。6~8才頃までは感染症と闘いながら自分の免疫を作っていくので、風邪を引くことにも意味があるのです。

子供の病気の特徴

自分の免疫ができるまでは感染症にかかりやすい傾向にあります

回復も早いですが、一気に悪化する恐れもあるので早めに対応を

例えば風邪をひいただけでも、中耳炎や肺炎を併発することがあります

気づいてあげたい、赤ちゃんのSOSサイン

0~2才の赤ちゃんが風邪をひいたり病気になった時、「いつもと違う」ことがまず何よりのサイン。
おかしいなと感じたら、体の様子をチェックしてあげてください。

おかしいなと思ったら、全体をチェック!

季節別 かかりやすい感染症

冬の感染症の主な症状とピーク

呼吸器感染症

インフルエンザ (高熱、全身のだるさ、咳など)

1月~3月

RSウイルス (高熱、咳、ゼーゼーと音がする呼吸)

11月~1月

ウイルス性胃腸炎

ノロウイルス(発熱、嘔吐、下痢)

12月~3月

ロタウイルス(発熱、嘔吐、白っぽい便)

1月~4月

夏の感染症の主な症状とピーク

ヘルパンギーナ (高熱、のどの奥に水泡ができる、のどの痛み) 

5月~7月

手足口病(手足口に米粒大の水泡、発熱)

6月~8月

プール熱 (高熱、結膜炎、のどの痛み)

6月~8月

季節を問わず流行する感染症と主な症状

麻疹 (はしか)

発熱、ほおの内側に白い水泡、発疹がくっついて網目状になる

溶連菌 (ようれんきん)

高熱、のどの腫れ、いちご舌、かゆみを伴う発疹

突発性発疹

高熱、熱が下がってから赤い小さな発疹

風疹

発熱、発疹、耳の後ろやリンパの腫れ

百日咳

夜間連続する渇いた感じの咳、長引く咳、「ヒュー」と音がする咳

マイコプラズマ

発熱、長引く咳

普段から習慣づけたい、感染症の予防法

こまめな手洗い、うがい

いろいろなものに触れたがる子どもは、手を通してウイルスや細菌に感染しやすいのです。その手で自分の目や鼻、口を触るとウイルスや細菌は体内に侵入し、増殖してしまいます。
外から帰ってきた時は特にうがいと手洗いを徹底させてください。うがいが上手にできないお子さんは水分補給だけでも効果があるといわれています。

消毒

まだきちんと手が洗えなかったり冷たい水を嫌がるお子さんにはアルコール消毒が便利。水もタオルも使わず手軽に手指を消毒することができます。

カラダだけでなく、空間の除菌も大切です

窓を締めきりがちな寒い季節。室内でウイルスが増殖しないよう、できるだけ換気を心がけましょう。
空間に浮遊するウイルスや細菌を除去してくれる商品もおすすめです。

冬は加湿、夏は保湿!

低温、低湿度で乾燥しやすい冬は、ウイルスが活発になり空気中に飛散しやすい季節。加湿器を利用するなど、乾燥対策が大事です。
夏はとびひや手足口病など、皮膚トラブルが増える時期。皮膚が薄い上に、肌を守るための皮脂も少なくなる赤ちゃんの肌は肌荒れ、カサつきを起こしやすいもの。赤ちゃんにも安心して使える温泉水由来の「アベンヌウォーター」など、低刺激のものを選んでこまめに保湿してあげてください。

予防接種

重症化しやすい感染症に対しては事前の予防接種が有効です。予防接種には、接種することが定められている「定期接種」と定期接種以外の「任意接種」があります。それぞれ受けられる期間が決まっているので事前チェックが必要です。最近では予防接種のスケジュール管理が可能なスマホアプリもあるので、活用してみてくださいね。

主な感染症の予防接種

インフルエンザワクチン

ワクチンの効果期間は接種2週間後~5ヵ月ぐらい。
生後6ヵ月~13才は1回の接種量が少なく抗体ができにくいので、2~4週間後に2回目の接種を受けるのが望ましい。
※重症の卵アレルギーがある人は接種上の注意が必要

DPT-IPV (4種混合ワクチン)

ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオの予防接種

MR

麻疹、風疹の予防接種

ロタウイルスワクチン

このワクチンは2種類あるので、どちらかを選択する。

①1価
一番流行し重症化しやすい1種類のウイルスから作られたワクチン
生後8~24週までに、4週間隔で2回接種

②5価
1価を含む5種類のウイルスから作られたワクチン
生後8~32週までに、4週間隔で3回接種

※いずれも生後8~14週までに1回目の接種を受けるのが望ましい

子どもはなぜ病気になりやすい?

水分補給

乳幼児の体は60~70%が水分で、なおかつ汗っかき。まだ腎臓機能が未熟なので水分が出やすくなっています。そのため大人よりも短期間で脱水症状を起こしやすく、発熱や下痢の時は積極的な水分補給が必要です。ノロやロタなどのウイルス性胃腸炎は一度かかってしまうと特効薬がなく、嘔吐や下痢、発熱などによる脱水を防ぐしかありません。脱水症状になっていないか、お母さんがしっかりとチェックしてください。

1日に必要な水分量

乳児(0~1才)
150ml/kg
幼児(1~6才)
100ml/kg

これが脱水症状のサイン
ベビーやキッズに飲ませていいもの&ダメなもの

その他のホームケア

オムツは密封して処理を

特に胃腸炎の場合、症状がおさまった後も便にはウイルスが含まれています。
オムツはビニール袋に入れてしっかり密封してから捨てましょう。

しばらく外出は控える

感染症の流行状況によっては、あまり外出せずに家で過ごしたほうがよい場合も。
外出時もできるだけ人ごみは避けましょう。

タオル類は別々に

細菌やウイルスはタオルから感染することもあります。タオルは家族で共有せず、できる限り別々で使ってください。

薬剤師 女性の健康マイスター 土井亜希子

お母さんが一番の“名医”です!

お子さんといつも一緒に過ごすお母さんが一番の名医。日頃から観察して、異変がないかチェックしてあげてくださいね。夜間など医療機関がやっていない時間帯は、電話相談も受けられます。全国共通で、休日や夜間など緊急時の対処法、受診すべきかどうかのアドバイスが受けられます。かかりつけの病院を見つけておくと安心ですね。

小児救急電話相談 番号:#8000