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2012年12月26日 掲載

膀胱炎の薬を薬剤師が解説

八木澤 恭子

そのお悩み、私がお答えします!  / 薬剤師 女性の健康マイスター 八木澤 恭子

トイレに行く回数がやたらと増えたり、残尿感や排尿後に痛みをともなう膀胱炎。生活にも支障をきたすこの症状は体の構造上、圧倒的に女性がなりやすいと言われています。日常の習慣を改善するだけでも膀胱炎は防げるもの。自分の体質や行動パターン、これを機会に見直してみませんか?

膀胱炎の症状

□ トイレに行く回数が増えた□ 1日の間に10回以上トイレに行く□ 排尿後にツーンとしたしみるような痛みがある□ 残尿感があってスッキリしない□ 下腹部にもやもやした違和感がある□ 尿が白く濁ったり、血が混じることがある

上記がいくつか当てはまる場合は膀胱炎が考えられます。膀胱炎は細菌が尿道から膀胱に入って感染することで発症し、その80%は便の中の大腸菌が原因。特に女性の場合は肛門と尿道口が近い場所にあるため、男性よりも感染しやすいのです。

膀胱炎を放っておくと…

あまり自覚症状がない場合もありますが、悪化すると排尿時に焼けつくような痛みが増し、継続的な残尿感により、トイレから出るのも辛くなるほど。
さらには細菌が膀胱から尿管を通して腎臓へ感染し、腎盂腎炎を発症する恐れもあるので、あなどるのは禁物。発熱した場合はすぐに泌尿器科を受診しましょう。

膀胱炎の原因と対策

トイレをガマンする

尿に細菌が入っていた場合、膀胱内に長時間尿を溜めていると細菌が増えて炎症を起こしやすくなります。

そうなる前に!

予防策としては、とにかくトイレに行くのをガマンしないこと。症状をくり返しやすい人は尿意がなくてもせめて3~4時間ごとにトイレタイムの習慣を。それには日頃から1日2~3リットルを目安に水分をしっかり摂ってください。

炎症が起きてしまった場合、悪化していなければ排尿によって膀胱内の菌を出してしまえば治ることもあります。そのためには水分を摂って、どんどん出すこと。ドクダミ茶や杜仲茶、ハトムギ茶、タンポポ茶等、利尿作用のあるお茶を飲むのもおすすめです。

冷え・疲れ

寒くなると膀胱炎になるケースが多いのは冷えによるもの。下半身が冷えて膀胱内の温度が32℃以下になると細菌が感染・繁殖しやすくなります。 冷えると膀胱周辺の機能が鈍くなり、トイレに行く回数が減ってしまうことも発症の原因。
疲れやストレスで体が弱っている時も膀胱炎になりやすいものです。

そうなる前に!

まずは体を冷やさないように温める工夫を。腹巻きは下半身の冷え防止におすすめで、最近は薄手のタイプやデザインも豊富に揃っています。
体の抵抗力が落ちると菌が感染・発症しやすくなるので、日頃から無理なダイエット、ストレス、過労、風邪には注意して健康維持に努めましょう。

排便時の拭き残し

膀胱炎を起こす細菌の80%は便の大腸菌。排便時にきちんと拭いておかないと、尿道口を通じて膀胱内に菌が侵入してしまいます。
また、不潔な環境・状態での性行為も菌が入ってしまう場合があります。

症状に気づいたら?

大腸菌が入らないよう、排便後おしりは前から後ろにかけて拭くこと。大腸菌の侵入を防ぐために生理用ナプキンやおりものシートはこまめに取り替える等、日頃から尿道の周辺は清潔にしておきましょう。

性行為の前はお互いにシャワーを浴びる等、清潔な状態で。性交後は早めに排尿しておくことも予防策です。

膀胱炎の市販薬で早期治療を

症状が辛い時や悪化した場合は病院に行くのが基本ですが、早いうちであれば市販の漢方で治すこともできます。

八木澤 恭子

あまりにしつこい場合には

子宮筋腫など婦人科系の病気や、膀胱結石、尿道狭窄、膀胱がんなどの泌尿器科系の病気が隠れていることも考えられます。
我慢せずに早めに医療機関で相談してください!