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月経の悩み

薬剤師 女性の健康マイスター 土井亜希子

そのお悩み、私がお答えします! / 薬剤師 女性の健康マイスター 和泉里英

月に一度訪れる月経。毎月のことながらも何かと面倒だったり、辛い症状もあると思います。病気でないとはいえ、気になる症状はできるだけ解消して、少しでも快適に過ごしたいもの。当たり前のようにおつきあいしていた月経について、ここで改めて見直してみましょう。

女性ならば知っておきたい、月経のメカニズム

1ヵ月の周期で、女性の体は妊娠するための準備をしています。
子宮内膜はいわば赤ちゃんを育てるためのフカフカのベッドのようなもの。そのため、月経日が近づくと子宮内膜は厚くなります。赤ちゃんができないことがわかるとベッドは血液と一緒に剥がれ落ちるしくみになっていて、これが月経となります。

  • 卵巣で作られた卵子が成長し、卵管に吸い上げられて子宮に運ばれる。子宮は卵子を迎えるために内膜が厚く柔らかくなっていく。

  • 受精・着床がないと、赤ちゃんのベッドとして必要がなくなった子宮内膜が剥がれ落ちる。これが月経。

月経時の気になるお悩み、その原因と対策は?

人それぞれ体型や体質が違うように、月経も軽い人からかなり重い人までさまざま。
今回は特に多くの女性から聞かれる2大悩みを取り上げて、少しでも快適に過ごすためのアドバイスをご紹介します。
なお、朝起き上がれないほど激しい月経痛や出血量が多い場合は病気の可能性もあるので、婦人科を受診してください。

経血量の目安って?
正常な場合
特に量が多くなる2~3日目なら、ナプキンが2時間ほどもてば正常範囲です。
多い場合
夜用ナプキンが1時間もたない日が3日以上続いたり、4日目以降もレバーの塊状の経血が混じるのは多いと考えます。病気が隠れている可能性もあるので続く場合は受診を。

かぶれ

かぶれやかゆみなどの皮膚トラブル。その多くは陰部の衛生環境が悪くて起こります。
直接的な原因はナプキンによるムレや摩擦が原因。
なかなかトイレに行けずナプキンを交換しなかったり、経血量が多いのに小さいナプキンを使っていると血液でムレることに。
また、経血量が少ないのに大きいナプキンを使うと皮膚がこすれ、摩擦でかぶれを起こします。
かぶれやかゆみが起きてしまった場合は治療薬を。またはスギ薬局の薬剤師にご相談ください。

ナプキンの使い分けが快適のカギ!

かぶれ防止にはその日の経血量にあったナプキンを使うこと。2、3日目までは多い日用を使うなど、商品の表記にならって選びましょう。どうしてもかゆみやかぶれが気になる場合はタンポンを。ただし8時間以上挿入したままにするのはNGです。

ナプキン 経血量が少ない時に大きいサイズを使うと摩擦の元に。 タンポンは4~8時間以内を目安に取り換えること。

月経不順

次の月経までの期間が長かったり、短かったり、月経が来ない月があったり等々…。周期や期間にバラつきがあるのが月経不順。妊娠を希望している女性にとっては不妊につながることもあり、その要因の多くはホルモンバランスの乱れです。
ダイエットやストレス、生活習慣の乱れはホルモンバランスを崩す原因になるので、まずは毎日の習慣を整えて健やかな女性をめざしましょう。

ストレス 過度なダイエット 不規則な生活習慣 このような要因は・・・ ホルモンバランスを崩して月経不順に!

食事のバランスを見直す

健やかな体をつくるのは、なんといってもバランスのよい食事。下のコマの図は厚労省が推奨している「食事バランスガイド」のイラスト。バランスがよいとされる食事の配分を示したものです。軸になっているのは水分で、このようなバランスで摂ればコマが回る=健康的な食生活と言えます。1日の中で食べる物を、このイラストを参考にイメージして摂ってみましょう。肉や魚、緑黄色野菜、海藻類など鉄分が多く含まれる食材もおすすめ。

入浴

シャワーだけで済ませずゆったりとお風呂に浸かることは血流を促してリラックス
効果も大。
ただ、月経中は銭湯や温泉など公共浴場は避けたほうがよいでしょう。

ストレッチ

筋肉をストレッチしてあげると血行が良くなり、筋肉の硬さもとれて体がほぐれます。
リラックス効果もあるのでお風呂上りや就寝前の習慣にしてみましょう。

睡眠

十分な睡眠はホルモンバランスを整えるのにとても大切。なかなか寝つけないという方は寝る前のテレビや携帯電話が原因で脳が活性化しているのが原因かも。照明も暗くして、リラックスできる環境作りを。

月経のリズムを整えるピルのススメ

月経痛が激しかったり、月経不順が深刻な場合はホルモンバランスを安定させるピルを服用してみるのも方法です。月経周期を正しく整えるだけでなく、PMS(月経前のさまざまな不快症状)も緩和するので、悩まされていた症状もだいぶラクになるでしょう。ピルには21日間、28日間の2つのタイプがあります。
詳しくは婦人科へご相談ください。

薬剤師 女性の健康マイスター 土井亜希子

自分の月経を知るためには基礎体温チェックも!

人それぞれ微妙に周期やパターンが異なる月経。自分の月経リズムを知るためには基礎体温が有効です。