ページ内を移動するためのリンクです。

高血圧について薬剤師が解説

菅田久美子

薬剤師
菅田 久美子

自分の家族に対するように親身に接し、分からないことは徹底的に調べてお客さまのお役に立ちます。

女性における40代後半からの高血圧症とは?

高血圧症の方は少なくありません。その原因は運動不足や偏った食生活による肥満、ストレス、または遺伝的要因や腎機能障害といった他の疾患など、さまざまです。特に女性に多いのは、若い頃は低血圧だったのに、40代後半から急に高血圧になってしまう更年期高血圧症があります。

更年期高血圧症は、血圧が不安定で変動しやすいという特徴があります。普段は血圧が安定しているのに、病院で血圧を測定すると高くなったり、不安を感じたり、動悸がするときに計ると、びっくりするほど血圧が上昇していたり。また、頭痛やめまい、耳鳴り、不安感の併発も多く見られます。

どうして更年期に高血圧になるの?

めまい、動悸、イライラ、頭痛、ほてりなど、更年期によく見られる症状は、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが減少し、ホルモンバランスが乱れることが原因とされています。更年期高血圧症の場合には、エストロゲンの減少に伴い、血圧をコントロールしている自律神経の働きが乱れることが大きな原因と考えられています。

初潮、閉経(更年期)

高血圧を放っておくとこんなに怖い!

更年期高血圧は一時的な血圧上昇で終わる場合もありますが、放っておくと、慢性的な高血圧状態の原因となることもあります。更年期を境に高血圧症になりやすいというデータも出ています。もし、慢性的な高血圧になると、動脈硬化を促進し、脳卒中、心筋梗塞、狭心症、腎機能障害など重大な病気になる危険性も高まります。早期に受診して、更年期高血圧ならそれにきちんと対応して、慢性高血圧にならないように注意することが重要です。まずは内科や婦人科の受診をおすすめします。

更年期高血圧の解消、改善策は?

毎日同じ時間、同じ姿勢で血圧測定を行い記録し、血圧の変動を把握しておく。


血圧測定の姿勢血圧分類


[血圧を測るときに気をつけること]

・血圧は朝晩2回測る。
・朝は起床後1時間以内、トイレを済ませた後、朝食前に測定する。
・夜は就寝前に測る。入浴直後は避ける。
・毎日同じ時間に測り、測りすぎには注意。


生活習慣の見直しで肥満の解消に努め、血圧を下げる。

大豆、魚(刺し身や素焼き)、野菜、ビタミンA・C・E、カリウム、食物繊維が多い食物を摂るように心がける。

大豆、魚、野菜


塩分、肉類、アルコールのとり過ぎに気をつける。高血圧症の成人女性の塩分摂取目標値は6g/日未満です。《ナトリウム表示の場合、ナトリウム量(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)》


[減塩のコツ]

・お醤油はかけるよりつける。
・お醤油を、ポン酢に変える。
・麺類の汁はできるだけ残すようにする。


喫煙も高血圧の原因になります。

適度な運動を毎日の合計が30分以上になるように行う。

運動できる日をすこしずつ増やすようにしましょう。


歩行、自転車、階段昇降

ストレスをためない。

入浴、アロマテラピー、マッサージなどで気分をリラックスさせることも大切。

入浴

高血圧改善のポイント