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2015年1月28日 掲載

インフルエンザの予防を薬剤師が解説

薬剤師 女性の健康マイスター 松澤美穂

そのお悩み、私がお答えします!/ 薬剤師 女性の健康マイスター 松澤美穂

毎冬12月から3月頃にかけて流行するインフルエンザ。他の風邪よりも断然症状が重く、一度流行るとその感染力はすさまじいものです。重症化すると体力のない高齢者やお子さまは命に関わることもあるので、周囲の人に感染させないためにもしっかりと予防策を身につけてください。

これは風邪?インフルエンザ?症状の違いを知りましょう

インフルエンザの主な症状は38℃以上の急激な発熱。そして激しい筋肉痛、関節痛、倦怠感、疲労感などが5日ほど続きます。下記にある風邪との症状の違いを参考に、インフルエンザの可能性が高いようであればただちに受診してください。

かぜとインフルエンザの症状の違い

症状

症状のあらわれ方

発熱

せき

かぜ

局所(のど・鼻)

ゆるやか

ないか、37〜38℃くらい

軽い

インフルエンザ

全 身

急 激

40℃ 前後

強くでる場合もある

主な原因は「飛沫感染」と「接触感染」

飛沫感染

感染者のくしゃみや咳、唾液などと一緒にウイルスが放出される

飛沫を通してそのウイルスを口や鼻から吸い込むと感染する

主な感染場所

学校や職場、満員電車など人が多く集まる場所

接触感染

感染者がくしゃみや咳を手でおさえる

その手で物に手を触れるとそこにウイルスが付着する

別の人がそのウイルスが付いた物に触れると手にもウイルスが付く

ウイルスが付いた手で口や鼻を触ると粘膜から感染

主な感染場所

電車やバスの吊り革、ドアノブ、スイッチなど

感染しない、周りにうつさない!インフルエンザ5つの予防策

①予防接種

予防接種

インフルエンザのワクチンを打ってから免疫ができるまで約2週間ほどかかります。流行時期は12月~3月なので、それを見越して10月から12月上旬ごろまでには予防接種を受けておくとよいでしょう。

②マスクをする

マスクをする

予防はもちろん、自分がウイルスを持っている時は周囲に感染させないよう、マスクの着用は徹底してください。口と鼻をおおって正しく装着し、使い終わったらその日のうちに処分しましょう。

③手洗いとうがいを徹底する

電車など公共の場にいた時や外出先から帰った時は、手洗いとうがいを習慣づけましょう。
正しい洗い方やうがいをすることでウイルスの付着を大幅に防ぐことができます。

手洗いはこうすれば完璧です!

手洗いの順番

うがいは1・2・3STEPで!

1度めのうがい

食べかすなどを取るために
少し強めにうがいする

2度めのうがい

上を向き、のどの奥まで水やうがい液が
届くように約15秒ほどうがいする

3度めのうがい

2度めと同様、のどに十分に届くように
約15秒ほどうがいする

④手指をアルコール消毒する

ウイルスが付いた物に触った手指で口や鼻を触ると感染の原因になるので、うがいや手洗いと同様、消毒も習慣づけましょう。

アルコール消毒の順番

⑤体調や環境の管理に気をくばる

ウイルスは乾燥した環境で蔓延します。湿度が50~60℃になるとウイルスの生存率は急速に下がるので、部屋では加湿器を使うなどして湿度を管理し、のどを乾燥させないこと。また、免疫を下げないよう日頃から体調に気をくばることも大切です。

それでもインフルエンザに感染してしまったら・・・こう乗り切る!

市販薬にインフルエンザの治療薬はありません。感染したと思ったらすぐに病院を受診し、医師の指示に従ってインフルエンザ治療薬を服用してください。治療中は外出を控え、とにかくひたすら安静に。
少しでも辛い症状が改善に向かうよう、スギ薬局では下記のような商品をおすすめします。

※インフルエンザ脳症など、重症させる恐れがあるため、自己判断での、安易な解熱剤の使用はやめましょう。

薬剤師 女性の健康マイスター 松澤美穂

流行期は人混みの多い場所へ出かけるのを避けることも考えましょう。

インフルエンザにかからないためには、今回ご紹介したようにいろいろな方向から対策をしていただきたいと思います。
免疫が下がるとウイルスに感染しやすいので、私は日頃から睡眠や食事をしっかりとって体調管理に気をつけています。
手洗い、うがい、アルコール消毒はぜひ習慣にしてくださいね!