ページ内を移動するためのリンクです。

2014年8月27日 掲載

離乳食をはじめよう

薬剤師 女性の健康マイスター  森田直美

そのお悩み、私がお答えします! / 薬剤師 女性の健康マイスター 森田直美

母乳やミルクを飲んで育ってきた赤ちゃんにとって、初めてのお食事となる離乳食。それは1人目のお子さんを持ったお母さんにとっても初めての経験です。厚生労働省のデータによると、お母さんたちが離乳食で困っていることで上位にあがったのは「食べ物の種類が偏っていること」「作るのが面倒なこと」。また、離乳食についてわからないことに関しては「食べる適量がわからない」「乳汁と離乳食のバランスがわからない」という結果でした。今回はこのような問題にフォーカスしながら、離乳食についてお話します。

Q1食べ物の種類が偏ってしまいがちでバランスがわかりません。手間もかかるし…どうたらいい?

栄養のバランスを知るためにも、まずは手軽なベビーフードを利用してみましょう。

こんなメリットが!
離乳食の味つけが濃かったり食品が偏ると、その味覚や好き嫌いは成長してからの食習慣にも大きく影響を与えます。
そこで上手に利用したいのが市販のベビーフード。現在は500種類以上あり、主食からおかずまでバラエティ豊かにラインナップされています。
赤ちゃんの月年齢に合わせて作られているので、これから離乳食を手作りするお母さんにとって良いお手本にもなってくれます。栄養バランスもちゃんと計算されているので、作る時間がない時なども、ベビーフードがあると何かと便利ですよ。
◎ アレルギー特定原材料7品目対応商品も!
アレルギー特定原料7品目を不使用のキューピーピンクラベルシリーズもあります。アレルギーが気になるお子様も安心ですね♪
きをつけたいのはこんなこと
ベビーフードばかりだと食べ物自体の味や硬さを体験できないので、頼り過ぎるのも考えもの。また、ベビーフードだけで1食にしてしまうとかえって栄養バランスが偏る場合があります。
使う時はまず一口食べて確認をしましょう。開封後の商品はパッケージの注意点をよく読み、1日で使いきりましょう。
また、食べ残しや、調理(解凍)後に時間が経ったものも、与えないように気をつけましょう。

大人と赤ちゃんの食事を別々に作るのが面倒で・・・。まとめて作ることはできますか?

一食ごとに離乳食を作るのが面倒ならば、まとめて作ってから冷凍しておくテクニックがおすすめです。
大人の食事から取り分けて離乳食を作れば料理もだいぶラクになりますよ。

製氷器で作り置き
スープやだし、おかゆなど水分の多い食べ物は製氷器で凍らせて保存しておくと便利です。
完全に凍らせた後、フリーザーパックに移し替えて冷凍しておけばさらに使い勝手がよくなります。
フリージングパックで作り置き
ゆでてからマッシュ状にした野菜やつぶしてペースト状にした食べ物は、フリージングパックへ入れて冷凍しておきましょう。薄くのばしてから入れ、箸などで筋目をつけて凍らせておきます。凍ってからその筋目に合わせて折り曲げておけば一食分を取り出す時もよりラクに。レンジや鍋で解凍させるだけですぐに調理できます。

ミルクとのバランスもあるし、どのぐらいの量を食べさせてあげれば
いいのかよくわかりません。

生後の時期によって食べ方や食事の内容も変わってきます。
まずは基本の目安を知ることから始めていきましょう。

● 離乳食を作る時に知っておきたい6つのポイント
① ハチミツは満1才になるまで与えない(乳児ボツリヌス症予防のため)
② 生後5~6ヵ月は白身の魚で。9ヵ月を過ぎたら赤身や青魚もOK。
③ ヨーグルトなどの乳製品は7~8ヵ月頃からOK。
④ 野菜は緑黄色野菜も忘れずに。
⑤ 肉はなるべく脂肪の少ないものを。調理の油も控えめに。
⑥ 離乳初期は、塩分などの調味料は要りません。

ここで紹介する時期や分量はあくまでも目安です。お子様の食欲や成長・発達の状態に合わせて量を調整してください。

参照)厚生労働省 II 離乳食 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-17c.pdf 44pより作成
para3-img3

離乳の開始はどんなに早くても4ヵ月を過ぎてからにしましょう。 早すぎると赤ちゃんはタンパク質などの栄養素を十分に消化して吸収することができず、食物アレルギーを起こすリスクも高まるというデータもあります。

生後5~6ヵ月を過ぎた辺りから、大人が食べているのをじーっと見つめたり、手を出そうとしたり、よだれが多くなることがあります。その時が、離乳食の始め時。ちょうど首の座りもしっかりしてきて、支えれば座れるようになる頃です。

初めて食べさせる物は少しずつ。万が一アレルギーを起こして病院を受診することも頭に入れて、できれば朝に食べさせてください。スプーンに慣れるかどうかは自然にまかせましょう。乳首を吸う反応が減ってくれば、スプーンを舌で押しだすこともなくなってきますよ。

薬剤師 女性の健康マイスター

毎日のちょっとした心がけが改善の道です!

離乳食の量や調理にあまり神経質になりすぎると、イライラすることもありますよね。
けれどそれが赤ちゃんにも伝わると、食事の時間は「イヤな時間、怖い時間」になってしまうことがあります。赤ちゃんにとって食事が「楽しい時間」になるように、お母さんがゆとりを持つのは大切なこと。ベビーフードを活用したり、作り置きなどでうまく手抜きをしてくださいね。スギ薬局の育児相談会では離乳食のアドバイスもしているので、機会があればぜひご参加ください。