毎日きちんと肌のお手入れをしているのに、毛穴が詰まってポツポツと目立つことがあります。

メイクで隠すのにも限界があり、どうすればいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

毛穴詰まりの対策をするには、原因を把握し、ていねいにスキンケアすることが大切です。

この記事では、毛穴詰まりの対策ができるように、原因から対処法までわかりやすく解説します。

さらに、毛穴詰まりを予防したい方に向けて、具体的なスキンケア方法や日常生活で気をつけることも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

毛穴詰まりの原因は主に4つある

毛穴が詰まる原因は、大きく分けて4つあります。

自分の毛穴詰まりの原因はどれに当てはまるのか、チェックしてみてください。

洗顔・クレンジング不足で汚れが残っている

洗顔やクレンジングが正しくできておらず肌に汚れが残っていると、毛穴が詰まる原因となります。

毛穴が詰まるケースの例として挙げられるのは、主に以下のとおりです。

洗顔やクレンジングが上手にできていない
メイクをしたまま寝ている
ウォータープルーフの日焼け止めをきちんと落としていない

こうして肌に残った皮脂やメイク汚れが古い角質と混ざることによって、毛穴に角栓ができて詰まります。

皮脂が過剰に分泌されている

適度な皮脂は肌を守るために必要ですが、皮脂が過剰に分泌されると毛穴が詰まりやすくなります。

皮脂が過剰に分泌される原因として考えられるのは、ホルモンバランスの乱れや脂っこい食事などです。

また、毛穴詰まりを解消したいからといって洗顔をしすぎると皮脂が不足し、肌の乾燥を守るために皮脂が過剰に分泌されやすくなります。

ターンオーバーのサイクルが乱れている

ターンオーバーとは、肌が一定の周期で生まれ変わることです。

このターンオーバーのサイクルが乱れると、古い角質が肌から剥がれ落ちずに溜まり、毛穴に詰まることがあります。

ターンオーバーが乱れるのは、寝不足・ストレス・疲労・無理なダイエット・食生活の乱れなど、さまざまな原因が考えられます。

加齢によって肌がたるんでいる

肌のハリ・弾力を保つのに欠かせないコラーゲンやエラスチンは、年齢とともに減少する傾向にあるため、年齢を重ねるにつれて肌に弾力がなくなり、たるみやすくなります。

肌がたるむと毛穴が広がりやすくなり、角質が溜まりやすくなります。

白い毛穴詰まりと黒い毛穴詰まりの違いとは

毛穴詰まりには白いタイプと黒いタイプがあり、どのような違いがあるか気になっている方は多いかもしれません。

白い毛穴詰まりは毛穴に皮脂が溜まった状態であり、毛穴詰まりの初期段階です。

白い毛穴詰まりが空気や紫外線によって酸化すると、色が変わって黒い毛穴詰まりとなります。

つまり白い毛穴詰まりが進行したものが黒い毛穴詰まりであり、基本的には同じものです。

なお、黒い毛穴詰まりは、皮脂量が多く角質が溜まりやすい鼻にできやすく、進行するとニキビに繋がることもあります。

毛穴詰まり解消を目指すスキンケア方法

毛穴詰まりの解消を目指すには、肌の汚れをきちんと落としてから保湿することが重要です。

ここからは、皮脂や角質が毛穴に溜まるのを防ぐスキンケア方法を紹介するので、ぜひ日々のスキンケアの参考にしてください。

洗顔・クレンジングで汚れをオフする

肌に汚れが残ると毛穴詰まりの原因となるため、1日の終わりには皮脂やメイク汚れをキレイに落として、肌を清潔にすることが大切です。

肌質やメイクの濃さにあった洗顔料とクレンジング剤を使い、必要以上に刺激が強いものを使わないようにしましょう。

毛穴詰まりが気になる方には、毛穴に詰まった汚れを吸着して落とすタイプや、油分で汚れをオフするタイプなど、肌をこすらずに汚れを落とせるタイプがおすすめです。

クレンジング・洗顔を行う手順やコツについてですが、まずクレンジングの事前準備として、濃いアイメイクは専用リムーバーで先に落としておきましょう。

濃いアイメイクを落とした後、クレンジング剤を手にとったら、鼻の頭や小鼻など、皮脂が溜まりやすい部分からなじませ、指の腹でマッサージするように少しずつ顔全体に広げていきます。

クレンジング剤がメイクになじんだら、ぬるま湯で洗い流しましょう。

毛穴詰まりを解消したいからといってゴシゴシこすると、肌への刺激になるうえに、肌に必要な皮脂まで落ちるため注意が必要です。

クレンジングの次は、洗顔料をたっぷりと泡立てて、泡でやさしくマッサージするように洗います。

皮脂が溜まりやすい部分は、ていねいに洗うと毛穴詰まりの予防になりますが、クレンジングと同じくゴシゴシこすらないように気をつけましょう。

最後はぬるま湯を使って、肌に洗顔料が残らないようにていねいに洗い流します。

熱すぎるお湯は、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうため避けてください。

顔を拭くときは、タオルでこすらずやさしく拭き取りましょう。

入念に保湿ケアをする

汚れをしっかり落としたら肌の保湿を入念に行い、肌の乾燥を防ぎましょう。

肌が乾燥したまま放置すると、皮脂が過剰に分泌される可能性があるため、日々の保湿は重要です。

洗顔とクレンジング後は毛穴が開いている状態なので、まず化粧水をたっぷり使って肌を保湿します。

毛穴に汚れや皮脂が詰まるのを防ぐために、化粧水は保湿効果が高い成分が配合されているものや、肌の引き締めが期待できる収れん化粧水がおすすめです。

できるだけ刺激が少ないアイテムを選びましょう。

化粧水で保湿した後は、必ず乳液やクリームで油分を補います。

油分がないとせっかく補った水分が蒸発してしまい、肌が乾燥して皮脂の過剰分泌に繋がることがあります。

また、肌の状態にあわせて美容液やクリームを使用するのも良いでしょう。

必要に応じて毛穴パックを使用する

すでに毛穴詰まりがある場合は、貼ってはがす毛穴シートやクリーム状の洗い流す毛穴パックを使って、毛穴に詰まっている角栓を取り除く方法もあります。

貼ってはがすタイプは構造上、皮膚へのダメージが大きいため、使いすぎには注意が必要です。

毛穴詰まりが気になるからといって頻繁に使うと、より毛穴が目立つことがあります。

毛穴パックを使用するときは、商品に記載された使用頻度を守りましょう。

毛穴パック使用後は毛穴が開いた状態なので、しっかり保湿して肌を整えます。

保湿効果の高い化粧水で水分をたっぷり補った後は、水分が逃げないように乳液などの油分で肌を覆いましょう。

なお、毛穴パックは肌への刺激が強いため、刺激を受けやすい敏感肌の方や乾燥肌の方は、使用前に医師への相談をおすすめします。

毛穴詰まりを予防する方法

ここからは、毛穴詰まりを予防するために日々できることを紹介します。

ぜひ、前述したスキンケア方法とあわせて取り組んでみてください。

規則正しい生活を送り良質な睡眠をとる

寝不足や疲労は、肌のターンオーバーが乱れる原因となるため、規則正しい生活を送りましょう。

毎日十分な睡眠をとり、できるだけ疲労を溜めないことが大切です。

肌のターンオーバーを促す成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されるので、良質な睡眠をとるように心掛けましょう。

良質な睡眠のために取り組めることとして、朝起きたら太陽光を浴びて体内時計を調整する、眠りやすい室温・湿度にする、就寝前にスマホの画面を見ないなどがあります。

食生活に気を配る

脂分や糖質が多い食事・カフェイン・香辛料は皮脂の過剰分泌に繋がりやすいため、摂りすぎに注意しましょう。

皮脂の分泌を抑えたい場合は、ビタミンB2やビタミンEの摂取がおすすめです。

ビタミンB2は肉類・牛乳・卵、ビタミンEはアーモンド・くるみ・ピーナツなどに含まれています。

肉類と卵は、肌を作る成分であるたんぱく質も含まれているので、普段から意識して摂取しましょう。

まとめ

毛穴詰まりは、肌の汚れ・皮脂の過剰分泌・ターンオーバーの乱れ・加齢など、さまざまな原因によって引き起こされます。

毛穴詰まりを防ぐために、毎日肌の汚れをきちんと落として保湿を行い、ていねいなスキンケアを心掛けましょう。

それに加えて、十分な睡眠をとって食生活を見直すことも毛穴詰まりの予防に繋がります。

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