髪がうねる「くせ毛」に悩む方は少なくありません。ストレートヘアに憧れるものの、うねりは体質だと諦めている方も多いでしょう。

実は、シャンプーなどヘアケア剤を変えたり、ドライヤーのかけかたを工夫したりすれば髪のうねりが軽減される可能性があるのをご存知でしょうか。

今回は「髪がうねる原因」と「対処法」を紹介します。それぞれの原因からうねりを軽減する方法を解説していくので、くせ毛に悩んでいる方や自然なストレートヘア憧れている方は、ぜひ参考にしてください。

髪のうねりが気になる主な原因

髪がうねるのは、さまざまな原因が考えられます。うねりやクセなど髪質に悩んでいる方は、以下5つの要因をチェックしてみましょう。

加齢による髪質の変化

加齢によって髪質が変化するケースがあります。髪に十分な栄養が行き渡らなかったり、水分量が減ったりするなど、年齢を重ねるごとに健康な髪が生成されにくくなります。

水分量が減ると髪は乾燥します。髪の乾燥によってパサつきやうねりが生じます。

そのほかにも加齢によって頭皮が垂れ下がり、くせ毛のような状態になる方もいます。

加齢による髪質の変化は完全に防ぐのが難しいですが、髪がうねるほかの原因を少しずつ改善しながら健康な髪を手に入れましょう。

遺伝によるくせ毛

遺伝による先天性のくせ毛も多いです。家族にくせ毛の方がいる場合、遺伝が髪のうねりの原因となっている可能性があります。

遺伝が髪のうねりの原因の場合、ヘアケアでの改善は難しいため、ストレートヘアを手に入れたい方は縮毛矯正やストレートパーマをかけるなどして理想のヘアスタイルにすることも1つの手段です。

ただし、家族にくせ毛の方がいても、必ずしも遺伝がうねりの原因とは限りません。他の要因であればヘアケアでうねりを軽減できる可能性もあるので、対処法を試してみてください。

髪のダメージによるうねり

ダメージを受けた髪もうねりが生じやすくなります。ヘアカラーやパーマなどを繰り返していると、どうしても髪にダメージが蓄積されます。

ダメージを負った髪は主成分であるタンパク質が外へと流れてしまい、髪が細くなったり、ハリコシがなくなったりと、髪のあらゆる悩みの原因につながる可能性があります。

タンパク質の主成分はケラチンと呼ばれる成分です。

ケラチンは髪の成長を促したりツヤのある髪を作ったりする重要な成分なので、食事などからしっかりと栄養を補給することが大切です。

ダメージによりケラチンが減ると、髪が細くなったりツヤやコシがなくなったりするため、見た目年齢にも影響を与えます。

若々しい見た目をキープするためにも、髪へなるべくダメージを与えないように心掛けましょう。

また、ダメージを受け空洞化した髪は水分も失われ、乾燥によりうねりが出るケースもあります。

普段から定期的にヘアカラーやパーマの施術を行っている方は、意識的にヘアケアを行いましょう。

毛穴の詰まりや汚れ

毛穴が詰まると毛穴の形が変わり、髪がうねることがあります。

毛穴の詰まりの原因は、洗髪不足や過度のシャンプー、頭皮の乾燥などが挙げられます。

シャンプーを怠ると毛穴に皮脂や汚れが詰まり、毛穴が歪む原因となります。

反対に、1日に何度もシャンプーをするなど頭皮の洗い過ぎも、乾燥の要因となるので注意しましょう。

頭皮が乾燥すると頭皮に必要な油分を補おうとし、皮脂の分泌を促します。

皮脂が必要以上に分泌されると毛穴が詰まる原因となるので、シャンプーは適度に行うことが大切です。

髪のうねりが気になる方は、ヘアケアを怠っていないか、髪を洗い過ぎていないか生活を見直してみましょう。

生活習慣の乱れ

生活習慣によって髪質が変化することがあります。乱れた食生活や睡眠不足、ストレスなどが影響してホルモンバランスが乱れ、頭皮が血行不良を起こし、髪が細くなることから、うねりが生じる場合があります。

特に睡眠不足は髪や頭皮に影響が出やすい傾向にあるので留意してください。髪や頭皮は肌の一部なので、成長ホルモンの分泌を促すためにも、しっかりと眠ることが大切です。

外食やコンビニ食で食事を済ませがちな方や睡眠時間が短い方は、髪のうねりに影響を与えている可能性があるので、今一度生活習慣を見直してみましょう。

自宅でできる髪のうねりの治し方

自宅で手軽に行える、髪のうねりの改善方法を紹介します。どの対処法もすぐに実行できる方法ばかりなので、髪のうねりが気になる方は試してみましょう。

シャンプーを変えてみる

洗浄力の強いシャンプーは頭皮に必要な油分まで洗い流してしまうため、皮脂の過剰分泌を促す可能性があります。

皮脂が必要以上に分泌されると毛穴が詰まる原因となるほか、べたつきなどの不快感が伴うので、洗浄力の強いシャンプーの使用は控えましょう。

シャンプーはアミノ酸系など、洗浄力の強すぎない商品がおすすめです

。アミノ酸系シャンプーはスギ薬局などのドラッグストアで購入できるので、立ち寄った際に商品をチェックしてみてください。

また、シャンプーの際は髪にダメージを与えないように、ゴシゴシと強い力で洗わないようにしましょう。

頭皮は優しくマッサージするように洗うのがポイントです。

シャンプーやリンスのすすぎ残しも毛穴が詰まる要因となるため、仕上げにしっかりと丁寧に時間をかけながらシャンプーやリンスを洗い流しましょう。

トリートメントをしてみる

トリートメントは、髪のダメージを修復する効果が期待できるヘアケアアイテムです。

髪のダメージは髪がうねる要因の1つなので、トリートメントを使っていない方は導入してみてください。

頭皮ケアができるトリートメントもあるので、自分の肌や髪に合った商品を探しましょう。

ヘアアイロンやコテなども髪を傷める要因となるので、普段からヘアアレンジを行っている方でダメージが気になる場合はダメージケアと頭皮ケアの両方ができるトリートメントを使用すると良いかもしれません。

頭皮ケアやダメージケアができるトリートメントはスギ薬局をはじめとしたドラッグストアで購入可能です。

ドライヤーの使い方を見直してみる

ドライヤーの使い方次第で、髪のうねりが軽減する可能性があります。

髪を乾かす際は、頭皮や根元から乾かすのが基本です。

ドライヤーを使うときは、上から下に向かって髪を伸ばすようにして風を当てることで髪がまっすぐに伸びやすくなります。

ただし、ドライヤーをかけすぎると頭皮や髪が乾燥する可能性があるので注意してください。

同じ部分に長い時間ドライヤーを当てないように気を付け、手首でドライヤーを左右に動かしながら風を当ててください。

火傷や頭皮の乾燥を防ぐためも、ドライヤーは頭皮から15～20cmほど離して 使いましょう。

生活習慣の見直しをしてみる

健康な髪質を保つためには、生活習慣の見直しが欠かせません。

食事は髪や頭皮の栄養に欠かせないタンパク質やビタミン類を積極的に摂取しましょう。

タンパク質は、豆類や肉、魚によく含まれています。

ビタミンは野菜や果物に多く含まれているので、副菜や汁物、デザートなどで栄養を摂取するなどメニューの参考にしてください。日々食材を変えるなどしながら、バランス良く栄養を補いましょう。

また、ストレスや睡眠不足はホルモンバランが乱れる要因になります。

普段からしっかりと睡眠を取り、適度な運動を生活に取り入れるなどしてリフレッシュしながらストレスの少ない生活を心がけてみましょう。

まとめ

髪のうねりはシャンプーを変えてみたり、トリートメントなどのダメージケアアイテムを導入したりすることで改善する可能性があります。

頭皮や髪の乾燥、蓄積されたダメージが気になる方は、さっそくヘアケア方法を見直してみてください。

また、生活習慣も頭皮や髪の状態を左右するため、日頃から規則正しい生活や栄養バランスの整った食事を心掛けましょう。

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