洗濯槽の掃除を行う際は、多くの方は洗濯槽クリーナーを使用しているのではないでしょうか。

しかし、洗濯槽クリーナーの存在は知りつつも、正しい使用方法や掃除方法がいまいちわからない方も多くいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、定期的に行いたい「正しい洗濯槽クリーナーを使った掃除方法」を詳しく紹介します。

使用上の注意点や押さえておきたいポイントを解説しますので、洗濯槽の掃除をする前にしっかり要点をチェックしてください。

洗濯槽の主な汚れ

洗濯槽にはさまざまな汚れが付着しています。

しっかりと洗濯槽をキレイにするためにも、まずは汚れの種類や特徴を知ることが大切です。

主な洗濯槽の汚れを3つ紹介します。

カビ汚れ

洗濯槽には視覚で確認できるカビ汚れや、目には見えないカビ菌が繁殖しやすい傾向にあります。

カビ汚れをそのまま放置していると洗濯した衣類にまで汚れが付着する場合があるので、定期的に掃除することが大切です。

また、カビ汚れは嫌な臭いの原因ともなるので、悪臭や汚れが気になる場合は早めに掃除を行いましょう。

洗濯槽のカビ汚れは溶け残った洗剤や柔軟剤、湿気が原因です。

普段からカビ汚れを繁殖させないように、フタを開けて内部を乾かすなど工夫しながら洗濯機を管理してください。

水垢汚れ

水垢は、水道水に含まれているミネラルやカルシウムが乾いて蓄積された汚れです。

水垢汚れは固く落ちにくいため、頑固な汚れになる前に掃除をするのが望ましいです。

水垢汚れは衣類などの洗濯物には影響を与えませんが、気持ちよく洗濯機を使うためにもしっかりと汚れを落としましょう。

ホコリや髪の毛

洗剤の投入口や洗濯槽のフチなどには、ホコリや髪の毛など目に見える汚れが蓄積します。

洗濯槽の中や裏側にもホコリや髪の毛などのゴミが溜まっている可能性があるので、都度汚れを拭き取りながら洗濯機を使用するのが望ましいです。

洗濯槽の裏など手軽に掃除できない箇所の汚れは、定期的に徹底した掃除を行い除去していきましょう。

洗濯槽の排水口

洗濯槽の排水口は、日常的に掃除をする箇所ではありません。

しかし、汚れをそのまま放置していると、ホコリや糸くず、髪の毛や洗剤の溶け残りなどの大きな汚れが蓄積し、排水口が詰まる原因となります。

排水口の詰まりにより洗濯機が故障する場合があるので、注意が必要です。

頻度は少なくても良いので、洗濯槽に溜まった汚れはきちんと掃除をしましょう。

排水口は月に1度のペースで掃除を行うのが理想です。

洗濯槽クリーナーを使うタイミング

洗濯槽の掃除は1ヶ月に1回のペースで行うのが望ましいですが、毎月掃除をするのが難しい方は2ヶ月に1回のペースでも構いません。

状況に応じて、定期的に洗濯槽の掃除を行いましょう。

時期に関係なく汚れや臭い、衣類への汚れや臭いの付着が気になる際は、都度洗濯槽の掃除を行ってください。

洗濯槽の内側はキレイに見えても、裏側には汚れが蓄積します。

衣類を清潔に保つためにも、1ヶ月に1回を目標に洗濯槽の掃除をしてみると良いでしょう。

洗濯槽クリーナーの使い方とポイント

洗濯槽クリーナーの適切な使い方や、掃除のポイントを詳しく紹介します。

ちょっとした工夫で汚れ落ちが良くなるので、ぜひ試してみましょう。

洗濯槽クリーナーの種類をきちんと把握し、汚れ具合を見ながら適宜以下の手順で掃除してください。

40度くらいのぬるま湯を洗濯槽全体が浸るくらいまで入れる

洗濯槽にこびりついた汚れを落としやすくするために、ぬるま湯を使います。

40度くらいのお湯を洗濯槽全体が浸るくらいまで入れ、5分程度洗濯機を稼働させます。

洗濯機を稼働させることで、洗濯槽の隅々までぬるま湯が行き渡ります。

汚れ落ちが良くなるポイントなので、ぜひ試してみてください。

洗濯機の電源を入れてからお湯を入れないと、そのまま排水口へと流れてしまうので注意が必要です。

洗濯槽クリーナーを入れる

洗濯槽にぬるま湯をためたら、次に洗濯槽クリーナーを投入します。

塩素系クリーナーを使用する場合はつけ置きが不要なので、投入後すぐに標準コースで洗濯機を回してください。

塩素系以外のクリーナーは、基本的につけ置きが必要です。

クリーナーを入れてから数分洗濯機を回し、動きを止めたら2～3時間つけておきましょう。

つけ置き洗いする場合、ゴミや汚れが洗濯槽の中に浮いてきます。

洗濯機や排水口の詰まりを防ぐために、浮いたゴミや汚れはゴミ取りネットなどですくい出してください。

ただし、商品によっては異なる使用方法が推奨されている場合があるため、商品説明書をよく読んでから使用しましょう。

標準コースで洗濯機を運転させる

洗濯槽クリーナーでつけ置きした後は、標準コースで洗濯機を回します。

1回で汚れが落ちない可能性があるので、洗濯槽に汚れが残っていた場合は何度か標準コースで洗濯機を回してください。

洗濯機の種類によっては掃除に適した洗濯コースが搭載されている機種もあるので、気になる方は説明書を確認してみましょう。

洗濯槽クリーナーを使う際の注意点

洗濯槽クリーナーを使用して掃除する際に、気をつけたいポイントを紹介します。

洗濯機や衣類を傷めないためにも、注意点をしっかりチェックしてください。

衣類を入れたままにしない

洗濯槽クリーナーを使用して掃除している最中は、洗濯機に衣類を入れないように注意してください。

洗濯槽クリーナーの種類によっては、衣類が脱色したり生地を傷めたりする可能性があります。

また、洗浄中に浮いてきたゴミや汚れが衣類に付着する場合もあるので、掃除が終わってから洗濯機を使用しましょう。

家族が間違えて洗浄中の洗濯機に衣類を入れないように、声掛けしておくことも大切です。

洗濯槽クリーナーを塩素系や還元系の漂白剤と混ぜない

洗濯槽クリーナーを使用する際は、酸素系や塩素系、還元系の漂白剤と併用しないように注意してください。

洗剤同士の相性によっては、異なる成分を混ぜることで有毒ガスが発生する場合があります。

有毒ガスは人体に影響を及ぼす可能性があるので気をつけましょう。

汚れ落ちを良くしたいからと、異なる系統の洗濯槽クリーナーを混ぜることのないように注意してください。

ドラム式洗濯機には洗濯槽クリーナーが使用できない可能性がある

ドラム式の洗濯機はその構造上つけ置きが難しいため、洗濯槽クリーナーの種類によっては使えないものもあります。

酸素系の洗濯槽クリーナーも洗剤も泡立つため、ドラム式だと溢れてしまう可能性があります。

洗濯機の故障につながる可能性もあるので、使用するクリーナーや洗剤の特性をしっかりと理解してから掃除をしましょう。

ドラム式洗濯の洗濯槽を洗浄する際は、つけ置きの要らない塩素系クリーナーを使うと良いです。

まとめ

洗濯槽の掃除には、洗濯槽クリーナーが活躍します。洗濯槽の裏側に付着しているカビ汚れや水垢汚れもすっきり落とせるので、洗濯槽クリーナーを活用しながら定期的に掃除を行ってください。

ただし、洗濯槽クリーナーの使い方によっては洗濯機を傷める可能性があります。きちんと注意書きや説明書を読み、使用上のルールを守りましょう。

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