汗のにおいが気になり「もしかすると自分はワキガかもしれない」と悩んでいる方も少なくありません。

汗の強いにおいを発している方は、まずワキガの可能性があるかどうか一度医療機関に相談すると良いです。

ワキガの原因は、人によってさまざまな要因が考えられます。

食生活もにおいの原因となる場合があるので、ワキガの疑いがある方は普段の食事の内容を見直してみましょう。

今回は「ワキガの原因」や「汗のにおいを抑える食材」「汗のにおいを悪化させる食材」について詳しく紹介します。

ワキガの要因となる気をつけたい生活習慣についても解説しますので、汗のにおいがきついと感じる方はぜひ参考にしてください。

ワキガになる原因

医学的にワキガは「腋臭症（えきしゅうしょう）」と呼ばれます。

体臭が気になると人との距離を気にしてコミュニケーションを取るシーンが増え、周りの反応が気になり精神的に疲れている方も多いかもしれません。

ワキガの原因は人によって異なりますが、主な要因は以下の6つが考えられます。

遺伝
性ホルモンのバランス
汗の種類（アポクリン汗腺）
雑菌
食生活
生活習慣

疲れやストレスによる発汗もワキガを引き起こす場合があるといわれているので、過度な疲労やストレスを感じている方はワキガになる可能性があります。

また、肥満もワキガの要因の1つとして考えられており、見た目はスリムな体型でも、内臓脂肪が多い方はワキガになる場合もあります。

素人が原因を明確にするのは難しいので、要因を詳しく知りたい方は専門の医師に相談しましょう。

ワキガは食べ物で治せる？

食べ物の見直しだけではワキガを治すのは難しいです。

ワキガは治療で改善できる可能性があるので、きちんと症状を治したい方は、医療機関に相談しましょう。

汗のにおいや体臭を抑える効果に期待ができる食べ物はあるので、食生活を見直してみると良いかもしれません。

体臭を抑える効果に期待ができる食材を詳しく紹介します。

アルカリ性の食材

体内が酸性になると、体臭がきつくなるといわれています。

体臭が気になる方は体液を中和するためにも、アルカリ性の食材を食事に取り入れてみましょう。

大豆製品やきのこ、海藻類はアルカリ性の食材です。

野菜や果物もアルカリ性の食材なので、料理に加えてみると良いかもしれません。

アルカリ性の食材はサラダや炒め物、煮物やスープなどアレンジメニューが豊富です。

毎日同じ食材を食べると飽きがきてしまいますので、調理方法を変えながらアルカリ性の食材を取り入れてみましょう。

梅干しは酸味が強い食材ですが、アルカリ性に該当する食材です。

調理をせずにすぐ食卓に並べられる食材なので、ぜひ梅干しを日々の食事にプラスしてみてください。

ビタミンCやビタミンEを含んだ食材

ビタミンCやビタミンEは抗酸化作用が高い傾向にあります。

体液の酸化を防ぐことで体臭を抑えられる可能性があるため、抗酸化作用に期待ができる食材を積極的に取り入れてみましょう。

果物や緑黄色野菜、玄米や種実類にビタミンCやビタミンEが含まれているので、普段の食事に上手にプラスしてみてください。

甘いものが好きな方はデザートとして食べていた菓子類を果物に置き換え、主菜に多く野菜を取り入れるようにすると無理なくビタミンCやビタミンEが摂取できます。

体臭を抑える効果に期待ができる食材を摂取しても、すぐには変化を感じられません。

食事は体を作る大切な栄養源となるので、長期的に体質改善を行っていきましょう。

毎日の食事で十分なビタミンを摂取できない場合は、食事に加えてサプリで補う方法もあります。

ただし、サプリだけに頼るのではなく、食生活の改善を第一優先にしましょう。

ワキガが悪化する食べ物は？

ワキガをはじめ、体臭が強くなるといわれている食べ物もあります。

少しでも気になるにおいを軽減したい方は、体臭に影響を与える可能性がある食べ物の摂取量を見直してみましょう。

体臭を抑えたい方は、以下3つの食べ物をチェックしてください。

動物性の食材

動物性の食べ物には脂肪酸や中性脂肪、動物性脂肪が含まれているため、摂取し過ぎると汗のにおいがきつくなりやすいです。

汗に含まれる老廃物やにおいの素となる皮脂、タンパク質の分泌が多くなる傾向にあります。

においの原因となる物質の分泌を極力抑えるためにも、動物性の食べ物の摂取量を減らしたり控えたりしながら体臭の緩和を目指しましょう。

肉類や乳製品は動物性の食べ物です。

主菜によく肉を使う方は調理する量を減らし、満腹感を得るためにも野菜やきのこでかさ増しすると良いかもしれません。

肉類の代わりに大豆製品を使うのもおすすめです。

最近は大豆ミートも注目されているので、気になる方は試してみてください。

脂質が多い食材

動物性脂質には脂肪酸が多く含まれています。

脂肪酸は空気に触れると酸化するため、汗のにおいが強くなる傾向にあります。

スナック菓子や揚げ物、ファーストフードには脂肪酸が多く含まれている食べ物が多いため、食べる量を減らしながら体臭を抑えていきましょう。

好きな食べ物を我慢するのはストレスになる可能性があるので、少しずつ量を減らすなどしながら工夫をしてください。

焼き菓子はスナック菓子よりも動物性脂質の含有量が少ないイメージがありますが、バターが多く使われていることがあるので注意が必要です。

辛い食べ物

辛い食べ物は発汗を促す傾向にあります。

汗が増えると体臭が強くなる場合があるので、辛い食べ物の食べ過ぎには注意してください。

ニンニクや香辛料を多く含む食べ物も体臭を強くする傾向があるため、摂取量を控えると良いです。

辛い食べ物の中でもキムチは健康的な食材として注目されていますが、ニンニク臭や発酵臭が汗のにおいの原因となる場合があります。

キムチを食べる際は適度な摂取量を意識し、体臭予防に努めましょう。

日常でワキガの改善を目指す方法

ここからは食べ物以外で、ワキガの改善を目指す方法を紹介します。

ワキガと診断されていない方も、体臭が気になる方は以下3つの要点を参考ににおいを軽減する工夫をしてみてください。

医療機関に相談してみる

ワキガは医療機関で治療できます。

食べ物を変えるたけでは完全にワキガを治すことは難しいため、体臭を改善したい方は最寄りの医療機関に相談しましょう。

ワキガの治療にかかる費用や、治療による期待できる効果を知りたい方は診察を受けてみましょう。

ワキガはさまざまな治療方法があるので、自分に合ったケア方法を見つけてください。

規則正しい生活を心掛ける

生活習慣が乱れストレスがかかると、汗のにおいの原因となるアポクリン汗腺を刺激してしまう傾向にあります。

アポクリン汗腺を刺激すると汗の分泌が促されるため、体臭がきつくなりやすいといわれています。

心身にストレスを与えないためにも、日頃から規則正しい生活を心掛けましょう。

しっかりと睡眠を取り、適度な運動習慣を身に付け、健康的な生活を意識してください。

運動で適度に汗をかくことによりにおいの要因となる毛穴内部の汚れや老廃物の濃度が薄まり、体臭を軽減できる可能性があります。

栄養バランスの摂れた食事

人間の体は食べ物で作られています。ワキガを治すためにも、まずは健康の基本となる食生活を整えることが大切です。

体臭を強くする動物性の食べ物や脂質多い食材、辛い食べ物を適度に控えながら栄養バランスの整った食事を心掛けましょう。

体液の酸化を防ぐ食べ物を取り入れながら、健康的な食事に切り替えてみてください。

まとめ

ワキガをはじめ、きつい体臭に悩んでいる方は、体臭を強くする食べ物に注意してください。

アルカリ性の食材やビタミン類など体臭を抑える効果に期待ができる食べ物を積極的に食事に取り入れると良いです。

ワキガを完全に治したい方は専門的な治療のため、医療機関に相談しましょう。

日常的に体臭が気になっている方は、汗拭きシートやボディシートでこまめに体を拭くと良いです。

デオドラント製品も上手に活用しながら、気になる体臭を抑えていきましょう。

体臭対策に使えるアイテムはスギ薬局をはじめとするドラッグストアで購入可能です。

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