バナナはダイエッターやアスリートがよく食べているイメージが強い果物の1つです。

しかし、なぜバナナはダイエットやスポーツをする前に食べるのか、知りたい方も多いのではないでしょうか。

今回は、「バナナに含まれている栄養素」や「カロリー」、「気になる糖質」について紹介します。

バナナがダイエッターやアスリートに選ばれる理由も詳しく解説しますので、糖質制限中の方やダイエット中の方はぜひ参考にしてください。

バナナ１本分の栄養素

バナナに含まれている主な栄養素は以下の5つです。

脂質
タンパク質
ビタミン
ミネラル
カリウム

バナナはほかの果物と比べるとタンパク質が豊富に含まれているため、ダイエット中の方やスポーツを日常的に行っている方におすすめの食材です。

タンパク質は三大栄養素のなかでも脂肪になりにくい栄養素であり、脂肪の分解をサポートする働きに期待ができます。

そのため、栄養をしっかりと蓄えつつも、余分な脂肪を溜め込みたくないダイエッターやアスリートに向いています。

4つの栄養素に加え、炭水化物や食物繊維、葉酸やカリウムも豊富に含まれているため、身体に必要な栄養をしっかりと摂取できるのがバナナの魅力です。

バナナ１本分のカロリー

サイズにもよりますが、バナナ1本分のカロリーは83～96kcalが目安です。

ご飯は茶碗１杯(150g)で234kcal、食パン１枚(80g)は197kcalが参考値になります。

主食に比べるとバナナはカロリーが低いので、炭水化物のカロリーが気になるダイエッターやアスリートが積極的に摂取していると考えられます。

1本でも満腹感を得られるので、食べ過ぎを予防したい方や低カロリーの間食を探している方は、バナナを取り入れてみると良いかもしれません。

バナナは普段の食事では不足しがちな栄養素が含まれているため、バランスの良い食事を心掛けている方にもおすすめの食材です。

バナナ１本分の糖質

バナナには糖質が含まれており、1本約22ｇが目安となります。

ほかの果物と比較すると、糖質はやや高めです。

近年はダイエットや健康の観点から糖質の摂取を控えている方も多いので、バナナの糖質を気にして食べるのを控えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、バナナの糖質は果糖に分類されるので、血糖値は上がりにくく、菓子類を食べるよりは糖分の摂取を抑えられます。

また、バナナには食物繊維が豊富に含まれているので、糖の吸収は緩やかであるのも魅力の1つです。

バナナはダイエットに適している？

バナナはダイエットに適している

バナナは炭水化物の中では、カロリーが低い食材です。

さらにタンパク質や食物繊維が含まれているので、ダイエット中の方にもおすすめできます。

バナナの糖質は果糖のため、糖質制限中であっても適量であれば食べても問題ありません。

ただし、どの程度糖質を制限しているのかは個人によって異なるので、ほかの食事内容とのバランスを考えながらバナナを食べると良いでしょう。

バナナは低カロリーですが、ほかの果物よりは糖質が多いので、食べ過ぎないように気をつけてください。

バナナを食べる方は、1日1～2本を目安に摂取しましょう。

活動量の少ない日は1本に留めるなど、ダイエット中の方はバナナの食べ方を工夫してみてください。

バナナはどのタイミングに食べると良い？

バナナに含まれているブドウ糖は日々の活動のエネルギー源となります。

睡眠中は多くのブドウ糖が消費されているので、朝にバナナを食べると失われたブドウ糖を補給できます。

ブドウ糖は脳のエネルギーとなるため、仕事や勉強のパフォーマンスを高めたい方は、朝にバナナを食べると良いです。

バナナは素早くエネルギーに変換されるため、午後の仕事や勉強に集中したい方は昼に食べることをおすすめします。

昼食の補食としてバナナを取り入れたり、昼食をゆっくり食べる時間がない方はバナナだけでも食べるようにしたりしながら、エネルギーをチャージしていきましょう。

バナナはセロトニンが含まれているので、安眠効果にも期待ができる食べ物です。

ぐっすりと眠りたい方は、夕食にバナナを食べると良いかもしれません。

また、バナナはスポーツ前のエネルギーチャージにも向いているため、日常的に運動を行っている方にもおすすめです。

ダイエット中の方はバランスの良い食事も心掛けよう

ダイエットの一環として食事制限を行っている方は、身体に必要な栄養が不足している可能性があります。

偏った食事や栄養不足は身体にあらゆる不調をきたす要因となるため、過度な食事制限は控えるようにしましょう。

美しく健康的に痩せるためには、ダイエット中であってもバランスの良い食事を心掛けることが大切です。

単品料理や麺類、丼物で食事を済ませるのではなく、いろいろなおかずや適量のご飯、味噌汁などの定食屋さんのようなメニューを意識しましょう。

外食が多い方は、同じ店やメニューを選ぶのではなく、栄養が偏らないように工夫しましょう。

バランスの良い食事がどのようなものかイメージできない方は、色とりどりの食材を使って料理をするとバランスが整いやすいため、1つの目安にしてみましょう。

まとめ

バナナの糖質はほかの食材に比べると高い傾向にありますが、食物繊維が豊富に含まれているので糖の吸収は緩やかです。

適量であればダイエット中に食べても問題ありません。

ただし、バナナのみ食べるのではなく、バランスの良い食事を意識しながら健康的なダイエットを心掛けましょう。