毎日きちんと頭を洗っているのにも関わらず、赤ちゃんの頭がにおうことがあります。

「しっかりと頭が洗えていないのか」「シャンプーが頭皮にあってないのか」などと、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回は「赤ちゃんの頭が臭い原因」について詳しく解説します。

頭皮のにおいを防ぐ方法も紹介しているので、赤ちゃんの頭のにおいを緩和したい方は、ぜひ参考にしてください。

赤ちゃんの頭が臭い原因は？

赤ちゃんの頭がにおう原因は、さまざまな要因が考えられます。

以下4つの要点をチェックして、においの原因を探ってみましょう。

雑菌の繁殖

頭皮の蒸れや皮脂、フケによって頭皮で雑菌が繁殖してにおいが強くなることがあります。

汗そのものはほぼ無臭ですが、汗をかいたまま放置すると皮脂やフケによって頭皮にある常在菌が分解され、においの原因物質に変化します。

基本的に頭皮は毛穴が密集しているため、皮脂の分泌などの要因から少なからずにおうものです。

赤ちゃんの頭のにおいを強く感じる方は、汗や皮脂による雑菌の繁殖を疑いましょう。

大人と子どもの汗腺数は変わらないため、赤ちゃんは大人よりも頭の面積が小さい分、においがきつく感じる傾向があります。

また、赤ちゃんは新陳代謝が活発なため汗をかきやすく、雑菌が増えやすい傾向があります。

子どもの体臭はあまり気にする必要はないといわれていますが、においを改善したい方は雑菌が繁殖しないように汗をこまめに拭き取るなどして対処してください。

においの元を洗い流せていない

赤ちゃんの頭は乳児用のボディソープで洗っている方も多いです。

しかし、赤ちゃんの頭がにおう場合は、きちんと頭皮の汚れを落とせていない可能性があるので、シャンプー剤の見直しをしましょう。

また、シャンプーが頭皮にまで届いていない可能性も考えられるため、洗い方の見直しも大切です。

ボディソープやシャンプーのすすぎ残しもにおいの要因となるため注意してください。

シャンプーが頭皮にあっていないケースも考えられるので、赤ちゃんの頭のにおいが気になる方はシャンプーを他の商品に変えてみるのも1つの方法です。

頭皮のにおいや状態をよく観察しながら、赤ちゃんの肌にあったボディソープやシャンプーを選んでみてください。

生活習慣

生活習慣も乱れは頭皮のにおいの要因となるため、赤ちゃんの普段の生活スタイルを見直してみましょう。

例えば、栄養が偏った食事は皮脂臭が強くなるほか、皮脂の分泌量が増えることもあるため、頭皮がにおう原因となります。

また、睡眠不足はホルモンバランスを乱し、頭皮環境が悪化する可能性があるので注意が必要です。

生活習慣の乱れがにおいの要因となっていると感じる方は、規則正しい生活とバランスの良い食生活をサポートしてあげましょう。

皮膚疾患

赤ちゃんの頭が臭い原因は、皮膚疾患が関係している場合もあります。

頭皮にかさぶたのように皮脂が固まっていたり、フケが出てきたりする場合は皮膚疾患を患っている可能性があります。

皮膚疾患による頭皮のにおいは、治療により状態が良くなる傾向があるため、気になる方は医療機関を受診しましょう。

赤ちゃんの頭のにおいを防ぐ方法

赤ちゃん

赤ちゃんの気になる頭皮のにおいを軽減する方法を紹介します。

以下のポイントを参考に、赤ちゃんの頭皮環境を整えてあげましょう。

ただし、皮膚疾患が疑われる場合は医療機関に相談してから対処してください。

こまめに赤ちゃんの汗を拭く

頭皮で雑菌を繁殖させないためにも、赤ちゃんの汗はなるべくこまめに拭き取りましょう。

赤ちゃんの肌はデリケートなため、タオルでやさしく拭き取るように心掛けてください。

帽子の中は蒸れやすいため、日陰では脱帽して蒸れを防ぎます。

普段から帽子を被る機会が多い赤ちゃんは、通気性の良い帽子を使用すると良いです。

汗をかき過ぎると頭皮や肌の刺激となる場合があるので注意しましょう。

夏場や汗をかくシーンでは、濡らしたガーゼで頭を拭いてあげると良いです。

シャンプーの仕方を見直す

シャンプーはしっかりと泡立てて頭皮に塗布します。

シャンプー前の予洗いも入念に行い、髪の長い子はブラッシングしてからシャンプーをすると良いです。

頭を洗う際は、指の腹を使って汚れを落としましょう。

ただし、強すぎる力で頭皮をこするのは良くありません。頭皮は身体を洗うよりもやや強めの力を意識してシャンプーをしてください。

シャンプーのすすぎ残しがないように、仕上げはしっかりと洗い流すことが大切です。

また、赤ちゃんの頭のにおいが気になっても、1日に何度もシャンプーをするのは望ましくありません。

頭皮を洗い過ぎると、健康な皮膚を保つために必要な常在菌まで洗い流してしまいます。

シャンプーの回数は1日1回までに留めてください。

どうしても汗や汚れが気になる場合は、石鹸やシャンプーを使わずに汗を流すようにしましょう。

赤ちゃんの生活習慣を整える

食生活も頭皮のにおいに影響を与えるので、普段から栄養バランスの良い食事を心掛けましょう。

栄養バランスの良い食事は頭皮のにおいだけではなく、健康の基本となるので、徐々に食べられる食材を増やしてあげてください。

また、赤ちゃんの生活リズムを整えることも大切です。

食事の時間やお風呂の時間、就寝時間をある程度決めておき、毎日一定のリズムで過ごせるようにしましょう。

ただし、赤ちゃんはその日の気分や体調によって寝つきが悪かったり、ご飯を食べてくれなかったりといったケースもあるので、無理のない範囲で生活習慣を整えていきましょう。

赤ちゃんのシャンプーはどのようなものがおすすめ？

赤ちゃん向けのシャンプーは、大きく分けて2つのタイプがあります。

それぞれの特徴を紹介するので、シャンプーの買い替えを検討している方はぜひ参考にしてください。

ベビーソープ

ベビーソープは配合成分が比較的少ないため、肌への刺激も少ない傾向にあります。

肌が敏感な赤ちゃんでも使用できる成分で作られているので、刺激を抑えたい場合はベビーソープが向いています。

ベビーソープは身体や頭など全身のケアに使えるタイプなので、手を煩わせることなくお風呂に入れられるのが嬉しいポイントです。

ただし、ベビーソープはシャンプーではないため、頭皮の汚れが落ち切らない場合があります。

ベビーソープは固形タイプと泡タイプの2つがあるので、使い勝手の良いものを選んでください。

生後6ヶ月まではベビーソープで頭を洗うのが望ましいです。

赤ちゃんの月齢が6ヶ月を過ぎたら、ベビーソープとシャンプーを使い分けてみると良いかもしれません。

泡タイプのベビー用シャンプー

泡タイプのシャンプーは、石鹸を泡立てる手間が省けるので使い勝手が良いです。

ベビー用シャンプーは大人用のシャンプーよりも肌にやさしい成分で作られているため、肌への刺激や負担が気になる場合にも使用できます。

シャンプー中に赤ちゃんの口に入ってしまっても問題がないように作られた製品も多くあります。

ただし、食物アレルギーによっては身体に影響を与える可能性があるので、きちんと配合成分を確認してから購入してください。

ベビーソープよりも洗浄力が強いので、頭皮の汚れ落ちが気になる方にもおすすめです。

生後6ヶ月以上の赤ちゃんの頭皮のにおいは、汚れがきちんと落ちていない可能性があるので、ボディ用ソープとシャンプーを使い分けてみましょう。

まとめ

赤ちゃんの頭皮のにおいは、雑菌の繁殖や汚れが原因となっている可能性があります。

今一度シャンプー方法を見直し、においが緩和するか試してみましょう。

シャンプーが赤ちゃんの肌にあっていない可能性もあるので、ほかの商品も試してみると良いです。

ベビー用シャンプーはドラッグストアで購入できます。

スギ薬局ではベビー用シャンプー以外にも、赤ちゃんのスキンケアアイテムなども多く取り揃えています。

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