産まれたばかりの赤ちゃんは、1日の大半を寝て過ごしています。

昔から「赤ちゃんは寝るのが仕事」とよくいわれていますが、あまりにも睡眠時間が長いと「体調が悪いのではないか」と不安になるものです。

一般的に赤ちゃんはどれくらいの時間、眠っているものなのか、平均的な目安を知りたいお父さんやお母さんも多いのではないでしょうか。

今回は「新生児の睡眠時間」や「赤ちゃんを起こすタイミング」について紹介します。

新生児の子育てに奮闘中のお父さんやお母さんは、ぜひ参考にしてください。

新生児の平均睡眠時間

新生児は一体どれくらいの時間、眠るものなのか知りたい方も多いです。

目安となる「新生児の睡眠時間」がわかれば、少しは不安な気持ちがやわらぐかもしれません。

まずは、月齢ごとの平均睡眠時間を紹介します。

睡眠時間はあくまでも目安ですので、個人差があることを覚えておきましょう。

生後0～1ヶ月

産まれて間もない赤ちゃんは、1日に16～20時間ほど眠ります。

1日のほとんどの時間を眠っている状態です。

赤ちゃんが目覚めている時間は愛らしい動きや表情を見たくて、起きるのを楽しみに待っているお父さんやお母さんも多いのではないでしょうか。

赤ちゃんは眠りが浅いため、1度に長く眠ることができません。

ちょっとした物音にも敏感なので、生活音で何度も目を覚ましてしまう場合もあります。

一般的に、新生児は1～3時間ほど眠っては、45分ほど目を覚ましているといった睡眠サイクルを繰り返しています。

赤ちゃんとたくさんの時間を共有したいと考えている方も、生後0～1ヶ月頃は寝顔を見ている時間が長いと心得ておきましょう。

生後1～2ヶ月

赤ちゃんは、生後1ヶ月を超えたころから1度に眠る時間が長くなります。

眠りの深い子であれば、夜は1回の睡眠につき6時間くらいは眠っています。

生後1～2ヶ月の平均睡眠時間は、16～17時間です。

ただし、この頃の赤ちゃんの睡眠は個体差が大きい傾向にあります。

眠ってもすぐに目覚めしてしまう子もいれば、夜寝かしつけたら朝までぐっすり眠っている子もいるので、睡眠時間はあまり深く考えすぎないようにしましょう。

生後3ヶ月以降

生後3ヶ月を過ぎると、さらに夜の睡眠時間が長くなります。

1日の平均睡眠時間も15～16時間となるので、生まれてすぐのころに比べると昼間に起きている時間も長くなってきます。

ただし、生後3ヶ月は夜泣きが始める時期でもあります。

睡眠サイクルが乱れる場合もあるので、はじめて育児される方は困惑するかもしれません。

お父さんやお母さんも睡眠不足になりやすいので、赤ちゃんだけではなく、大人の健康管理にも努めてください。

新生児はどのくらいで起こせば良い？

新生児

新生児は、まだ睡眠のサイクルが安定していません。

日によって起きている時間が長いときもあれば、1日のほとんどを寝て過ごしているときもあります。

日中寝ている時間が長いと「起こした方が良いのか？」と迷いますが、基本的には赤ちゃんの自然な眠りを尊重してあげましょう。

新生児は朝と夜の区別がつきにくいといわれています。

昼夜の区別がつくまでは、赤ちゃんが自然に起きるまで待っても良いです。

よく眠るのは赤ちゃんが成長している証でもあるので、無理に起こさずに見守ってあげましょう。

ずっと寝てる赤ちゃんを上手に起こすコツ

赤ちゃんがよく眠っているときはそのまま寝かせてあげたいところですが、授乳やオムツ交換のために目を覚まして欲しいときもありますよね。

赤ちゃんを起こす際は、ちょっとした刺激を与えると良いです。

声をかけて赤ちゃんを起こしたり、日の光を浴びさせて目覚めさせたりしてみましょう。

おっぱいを口に近づけると目を覚ます子もいるので、授乳のタイミングで赤ちゃんを起こしたい方は試してみてください。

赤ちゃんの体をやさしく抱き起こし、目覚めさせる方法もあります。

新生児はまだ首が安定していないので、体を起こす際は頭を後ろ側からしっかり支えてあげましょう。

よく寝る新生児の観察ポイント

基本的に、赤ちゃんは自然に起きるまで寝かせておいても構いません。

ただし、赤ちゃんの顔色が悪かったりおしっこの量が少なかったりする場合は、体調に問題がある可能性があります。

赤ちゃんは大人と意思疎通ができないので、お父さんやお母さんは定期的に様子を観察してください。

長く眠っているときも、赤ちゃんに変わった様子がないか確認することが大切です。

赤ちゃんの呼吸が止まったり早かったりする場合や、体温が高い場合は体に何らかの問題が起きている可能性があります。

赤ちゃんの体調が心配される場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

また、夜泣きが続く場合も、赤ちゃんの体調不良が原因の可能性もあります。

あまり敏感になり過ぎるのもよくありませんが、少しでも不安がある方は、医療機関に相談してみてください。

まとめ

赤ちゃんがずっと寝ているのは、しっかりと成長している証拠です。

機嫌がよく、赤ちゃんの様子に特に異変がなければ、睡眠リズムが安定するまでは無理に起こす必要はありません。

授乳やオムツ交換のために赤ちゃんを起こしたいときは、声をかけながらゆっくり目覚めさせてあげましょう。

少しずつ赤ちゃんの生活リズムを安定させたい場合は、起きている時間に楽しめるおもちゃを活用すると良いです。

赤ちゃんは何でも口に入れてしまうので、使用したおもちゃはこまめに消毒をしてください。

赤ちゃんのおもちゃに使用できる消毒液は、スギ薬局をはじめとしたドラッグストアで購入可能です。

消毒液のほかにもオムツやミルク、ベビーオイルなどのたくさんのベビー用品が揃っているので、お出かけの際はぜひチェックしてみましょう。

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