はじめての育児では、赤ちゃんの動きのすべてが新鮮に感じます。

手足をバタバタさせる動きもよく見られますが、なぜそのような行動を取っているのかわからない方も多いかもしれません。

赤ちゃんが激しく手足をバタつかせていると、何かの病気が原因なのではないかと不安に感じるお父さんやお母さんも多いでしょう。

今回は、はじめての育児に奮闘中の方のために「赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由」を紹介します。

赤ちゃんの成長と体調の異変を見分けたい方は、ぜひ参考にしてください。

赤ちゃんが手足をバタバタさせ始める時期

赤ちゃんは生後1ヶ月頃から手足をバタバタさせるようになります。

生まれてすぐのころに比べると動きが活発になってくるので、大きな動きに驚く方もいるかもしれません。

生後2ヶ月頃になると手や足をあわせられるようになり、より動作が大きくなっていく傾向にあります。

赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由

赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由がよくわからず、悩んでいる方は多いです。

お腹が空いているのか、オムツを変えて欲しいのか、寝心地が悪いのかなど、いろいろと考えてしまうかもしれません。

赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由は、以下の2つが考えられます。

要点をチェックし、赤ちゃんの様子をじっくり観察してみましょう。

寝返りなどで体を動かすトレーニング

赤ちゃんが手足をバタつかせているのは、一種のトレーニングであると考えられています。

自分で寝返りをしたり体勢を変えたりする準備のために、体幹を鍛えている行為と捉えてみましょう。

もちろん赤ちゃんが自分の意志で体感トレーニングを行っているのではなく、本能的な行動です。

実際に大人が赤ちゃんと同じように手足をバタバタさせてみると、意外にも体幹が必要な運動だとわかります。

手足をバタバタさせることで徐々に赤ちゃんの体が鍛えられるので、うつぶせや座位といった体勢を変えるためのステップアップになります。

また、手足をバタつかせているうちに左右のバランスが取れるようになるともいわれているので、赤ちゃんに異変がなければ心配する必要はありません。

赤ちゃんが機嫌よく手足をバタつかせているときは、一生懸命運動しているのだと捉え、やさしく見守ってあげましょう。

オムツの交換・空腹の合図

赤ちゃんは、何かを訴えたくて手足をバタバタさせている可能性もあります。

オムツを交換してほしいタイミングや、空腹のときに手足の動きで赤ちゃんの意志や気持ちを伝えようとしているのかもしれません。

手足をバタバタさせているときの赤ちゃんの機嫌が悪い場合は、不快感を訴えている可能性があります。

オムツが汚れていないか、空腹になっていないかなど、赤ちゃんの様子を観察して不快感を軽減してあげましょう。

季節の変わり目や寒暖差の激しい時期は、室温が赤ちゃんに適しているかもチェックしてください。

機嫌が良ければ赤ちゃんが手足をバタバタさせるのは止めなくて良い？

赤ちゃん

赤ちゃんが機嫌よく手足をバタつかせている場合は、無理に動きを止める必要はありません。

ただし、手や足の周りに障害物があるとケガをする場合があります。

赤ちゃんが手足をバタつかせてもケガをしないように、モノを避けたり壁から離れた場所に移動させたりしながら安全を確保しましょう。

手足のバタバタは赤ちゃんのコミュニケーション方法の1つとして捉えることが大切です。

赤ちゃんの運動にもなるため、体調に異変もなく機嫌よく動いている場合は、ケガに注意しながら見守ってあげましょう。

赤ちゃんの手足のバタバタが激しいときは体調の変化がないか確認しよう

手足の動きがあまりにも激しい場合や赤ちゃんの様子がいつもと違う場合は、体調不良や病気が原因かもしれません。

赤ちゃんは言葉や動作で痛みや苦痛を訴えることができないので、少しでも様子がおかしいと感じる場合は早めに医療機関に相談しましょう。

手足がガクンガクンと動くようであれば、痙攣を引き起こしている可能性があります。

また、手足にぐっと力が入っている場合は、てんかんの発作の症状と似ているので注意が必要です。

赤ちゃんの機嫌や様子をしっかり観察し、不安を感じる場合は医療機関を受診してください。

万が一、問題のない行為であっても医師に診てもらうことでお父さんやお母さんも安心できるのではないでしょうか。

まとめ

赤ちゃんに特に変わった様子がなければ、手足のバタバタは遊びや運動の可能性があります。

基本的に手足のバタつきは止めなくても良いですが、いつもと様子が違ったり顔色や機嫌が悪かったりする場合は医療機関に相談しましょう。

手足のバタバタでケガをしないように、大人がサポートしてあげることも大切です。

赤ちゃんの周りからケガに繋がるようなモノを避け、ベビーベッドで寝かせている場合は柵に手足をぶつけないようにクッションを敷き詰めるなどしながら対策を行ってください。

オムツの汚れや空腹感で手足をバタつかせている場合もあります。

オムツを交換したり授乳したりしながら、赤ちゃんの機嫌が良くなるか様子を観察してみましょう。

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