新生児の昼夜逆転生活に悩むお父さんやお母さんは少なくありません。

お父さんやお母さんが休む時間を設けるためにも、赤ちゃんにはできれば夜に長く眠って欲しいと考えている方は多いのではないでしょうか。

今回は「赤ちゃんが昼夜逆転の生活になる」考えられる理由を解説します。

寝かしつけのコツも紹介するので、新生児の育児に奮闘中のお父さんやお母さんは、ぜひ参考にしてください。

新生児が夜に寝ないのはなぜ？昼夜逆転の理由

新生児の生活が昼夜逆転するのは、決して珍しいことではありません。

生まれたばかりの赤ちゃんは昼と夜の区別がついていないため「夜に長く目覚めている」といった感覚はないと考えてください。

生後8週頃までの睡眠は細切れのため、昼夜に関係なく睡眠と覚醒を繰り返しているととらえましょう。

生活リズムが整うまでには少し時間がかかるので、お父さんやお母さんも根気よく向き合うことが大切です。

生後4～5ヶ月頃から少しずつ生活リズムが作られていくので、過度な心配はせず、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんの成長を見守りましょう。

新生児が昼夜逆転しているときに考えられる原因

新生児の生活リズムが逆転するのは、昼夜の区別がついていないだけではなく、環境が関係している場合があります。

赤ちゃんが昼夜逆転の生活になる、考えられる要因を5つ紹介します。

背中が暑い

新生児はまだ自分で身体を自由に動かせないので、寝ている際中も体勢を変えることができません。

寝具との接地面が広い背中は熱がこもりやすく、暑さから赤ちゃんが不機嫌になってしまうことがあります。

暑さによる寝苦しさから夜に眠れず、昼に寝る時間が多くなっているのかもしれません。

基本的に新生児の昼夜逆転生活は珍しいことではありませんが、寝苦しくないか心配な方は、今一度赤ちゃんの睡眠環境を整えてみましょう。

空調で最適な室温を保ち、寝具や服は通気性の良いアイテムを使用するなどしながら、赤ちゃんが快適に眠れる環境を整えてあげてください。

お風呂の温度が熱い

湯温の熱いお風呂は、赤ちゃんが夜眠れなくなる原因の1つです。

新生児の入浴は、ぬるめの温度を心掛けましょう。

お湯の温度は、夏場は37～39度、冬場は38～40度を目安にしてください。

湿疹による不快感も眠りを妨げるので、お風呂できちんと赤ちゃんの身体を清潔にしてあげることが大切です。

顔もしっかりと石鹸で洗ってあげましょう。

お父さんやお母さんに甘えたい

新生児を持つお父さんやお母さんは、夜赤ちゃんを寝かしつけてから家事をしたり、自分の時間を楽しんだりしている方も多いのではないでしょうか。

やっと寝かしつけたと思っても睡眠から覚醒してぐずっている場合、赤ちゃんはお父さんやお母さんに甘えたいのかもしれません。

夜の寝つきが悪い子も、お父さんやお母さんが一緒に寝て赤ちゃんを安心させると寝つきが良くなる場合があります。

もちろん、その日の気分や環境によって赤ちゃんが眠れない理由は異なりますが、寝つきが悪いときは添い寝を試してみると良いかもしれません。

親の生活リズムに影響されている

夜は遅くまで起きていて、朝は遅くまで寝ているといったお父さんやお母さんの生活リズムは赤ちゃんに影響している可能性もあります。

日が昇ってもカーテンを開けずに過ごしたり、夜になっても生活音がうるさかったりする環境では、赤ちゃんの生活リズムが逆転する要因になります。

赤ちゃんの昼夜逆転した生活を少しでも整えたい方は、お父さんやお母さんの生活リズムを見直すことが大切です。

赤ちゃんが睡眠から覚醒する可能性を予測し、家事はなるべく昼間に済ませ、夜の娯楽の時間は早めるなど工夫をしてみましょう。

しかし、育児は予定どおりにはいきません。

お父さんやお母さんの疲れやストレスが溜まると育児や日常生活に影響を与える場合があるので、無理のない範囲で生活リズムを整えましょう。

体調不良によって赤ちゃんが眠れていない

赤ちゃんが夜眠れないのは、体調不良が原因の場合もあります。

いつもの夜泣きと様子が違う場合は、医療機関に相談しましょう。

熱がないか、鼻がつまってないか、便秘になっていないかなど、赤ちゃんが体調不良を起こしていないか確認してください。

もしも見た目や症状に体調不良が見られない場合も、様子がおかしいと感じたら医師に診てもらうことが大切です。

体調不良による不快感がなくなれば、赤ちゃんも夜はぐっすり眠れるかもしれません。

夜にしっかり眠れると昼間も起きている時間が長くなるので、昼夜逆転生活を整えたい方は体調不良も視野に入れておきましょう。

新生児を夜に寝かせるコツは？

夜に泣かせるコツ

新生児の昼夜逆転した生活を整えるコツは以下の5つです。

朝はカーテンを開けて日差しを浴びさせる
夜は眠りにつきやすいように静かな環境を整える
夕寝を減らす
夜寝る前にパジャマに着替えさせる
寝る前のルーティンを作る

赤ちゃんに少しでも昼と夜の違いを感じてもらうためにも、朝はカーテンを開け、夜は少しずつ薄暗い照明に切り替えるなどしながら工夫をしましょう。

生活音が気になって赤ちゃんが眠れなくなる場合があるので、家事はなるべく早い時間に済ませると良いです。

夕寝が多いと夜には目が冴えてしまうので、夕寝の時間を少なくするようにしてください。

日中来ている服から夜パジャマに着替えることで、入眠前の切り替えになる場合があります。

お風呂は寝つきを良くする効果に期待ができるので、可能であれば就寝前に入浴させてください。

赤ちゃんの寝かしつけは大仕事ですので、お父さんやお母さんの負担が大きくならない程度に行うことも大切です。

無理なく行える範囲で寝かしつけのコツを掴んでいきましょう。

まとめ

新生児は昼と夜の区別ができないので、一時的に生活が昼夜逆転するケースが多いですが、成長するにつれて生活リズムは整っていく傾向にあります。

不快感により夜にぐっすり眠れず、昼間に長く寝てしまうこともあります。

赤ちゃんの不快感を取り除いてあげることが大切ですが、お父さんやお母さんの生活リズムも整えていくことも忘れないようにしましょう。

夜にしっかり眠ってもらうために、赤ちゃんのお腹を満たしてあげたり、おむつを替えたりして快適にしてあげることも大切です。

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