赤ちゃんの成長は喜ばしいものですが、自分の赤ちゃんの体重は平均的なのか気になっている方は多いでしょう。

また、体重があまり増えない場合や、逆に増えすぎた場合には、平均との違いに不安を感じることがあるかもしれません。

そこでこの記事では、生後6ヶ月の赤ちゃんの平均的な体重を紹介し、さらに赤ちゃんの体重に関する悩みへの対処法や体重を上手に量る方法などを説明します。

生後6ヶ月前後の赤ちゃんを育てていて、体重に関することで気になることがある方は、ぜひ最後までご覧ください。

【男の子・女の子】生後6ヶ月の赤ちゃんの体重

厚生労働省による「乳幼児身体発育調査（平成22年度）（※）」では、生後6ヶ月の赤ちゃんの体重と身長の平均を以下のように示しています。

【男の子・女の子】生後6ヶ月の赤ちゃんの体重

上記の数値はあくまでも平均値であり、赤ちゃんの成長には個人差があります。

そのため、自分の赤ちゃんと平均が少し違うからといって過度に心配する必要はないといえるでしょう。

なお、赤ちゃんは生後6ヶ月までは大きく成長しますが、生後6ヶ月を過ぎてからは発育曲線がゆるやかになるのが一般的です。

個人差はありますが、生後6ヶ月の場合、目安として1日10〜20g程度体重が増加します。

生後6ヶ月からは赤ちゃんの活動量が増えるため、それまでよりも体重の増加が少なくなる傾向にあります。

（※）厚生労働省「乳幼児身体発育調査（平成22年度）」

生後6ヶ月の赤ちゃんの体重に関する悩みと対処法

ここからは、生後6ヶ月の赤ちゃんの体重が増えない場合や、増えすぎる場合の対処法を紹介します。

ただし、赤ちゃんの成長には個人差があり、あくまでも一般的なケースにおける対処法であることをご留意ください。

体重が増えない場合

赤ちゃんの体重がなかなか増えない原因は、主に以下の3つが考えられます。

母乳・ミルクの量が不足している
赤ちゃんがよく動く
何らかの病気の可能性がある

赤ちゃんが母乳を吸うのが苦手な場合や、母乳が出る量が少ない場合には、体重が増えづらいことがあります。

こうした場合には、哺乳瓶の吸い口を変える、パットを使用するなど、赤ちゃんが母乳やミルクを飲みやすくなるように工夫しましょう。

母乳の量が少なければ、ミルクで不足分を補うのも選択肢です。

そのほか、よく動く赤ちゃんはエネルギーの消費量が多いため、母乳やミルクの量が十分でも体重が増えにくいようです。

加えて、赤ちゃんが病気になった場合、母乳やミルクを飲む量が減って体重が増えないことがあります。

赤ちゃんが元気であれば必要以上に心配しなくても大丈夫ですが、病気が疑われる場合は医師に相談しましょう。

体重が増えすぎる場合

赤ちゃんの体重が増えすぎる原因として考えられるものには、主に以下の2つがあります。

母乳・ミルクを与えすぎている
運動する量が少ない

赤ちゃんが欲しがるたびに母乳やミルクを与えすぎている場合や、赤ちゃんの運動量が少なくてエネルギーが消費されない場合は、体重が増えやすくなります。

赤ちゃんが授乳後すぐに母乳やミルクを欲しがるのであれば、対処法としておしゃぶりをくわえさせると良いでしょう。

また、運動量が少ない場合は赤ちゃんと一緒に遊んで身体を動かして、運動でエネルギーを消費させることをおすすめします。

なお、体重が増えすぎると母乳やミルクを制限したくなるかもしれませんが、赤ちゃんのときに体重が増えすぎても将来に影響を与えることはほとんどないとされているため、母乳やミルクを制限せずにきちんと与えることが大切です。

ただし、体重の増減に関して心配な点があれば、自己判断せずに医師に相談しましょう。

赤ちゃんの体重を上手に量るコツ

赤ちゃんの体重を自宅で量るときは、できるだけ正確に測定できるように気をつける必要があります。

ここからは、赤ちゃんの体重を上手に量るコツを紹介します。

体重を量るタイミング

赤ちゃんの体重が一時的に増加する授乳直後は避けて、できれば排泄後に量りましょう。

体重測定の時間を決めて毎回同じ時間に量ると、日々の体重の変化が比べやすくなります。

体重を量る前の準備

赤ちゃんの体重が毎回同じ条件で量れるように、きちんと準備してから量りましょう。

赤ちゃんが着ている衣類によって重さが変わるため、できるだけ衣類を脱がしてから量ります。

おむつをつけたまま量る場合は、後でおむつの重さを引くことを忘れないようにしましょう。

また、量る前に体重計の目盛りが0になっているか確認することも大切です。

赤ちゃんの体重の量り方

自分で立つことができない赤ちゃんの体重を量る方法は、大人とは若干異なります。

ここでは、ベビースケールと大人用の体重計、それぞれを使って赤ちゃんの体重を量る方法を解説します。

ベビースケールを使って量る方法

ベビースケールとは乳児向けの体重計で、赤ちゃんを寝かせた状態で体重を量れるところが特徴です。

ベビースケールで量るときは、スケールの中央に赤ちゃんを載せてから目盛りを確認します。

赤ちゃんが動くかもしれませんが、一瞬力を抜いたときを見計らって素早く目盛りを確認しましょう。

大人用の体重計を使って量る方法

ベビースケールを持っていない場合は、大人用の体重計を使って量ることも可能です。

大人用の体重計を使う場合は、まず大人が赤ちゃんを抱っこしながら体重計に載って目盛りを確認します。

次に、大人だけ体重を量って最初の体重から引き、赤ちゃんだけの体重を計算します。

ベビースケールの方が細かい数値がわかりますが、大まかに確認するだけなら大人用の体重計でも十分です。

必要に応じて使用しましょう。

まとめ

生後6ヶ月の赤ちゃんの成長スピードは速く、体重も身長もあっという間に成長します。

体重の細かい数値が気になるかもしれませんが、赤ちゃんの成長には個人差があるため、気にしすぎないことが大切です。

とはいえ、平均と大きく数値が異なって不安な場合や、何かしらの病気が疑われる場合など、もし赤ちゃんの体重に関して悩むことがあるなら、医師に相談しましょう。

また、身体がどんどん成長する生後6ヶ月の赤ちゃんには、ミルク・おむつ・お尻拭き・ベビーオイルなど、さまざまアイテムが必要になります。

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